2018年11月30日金曜日

ヴラッドセミナーとアウェアネス

モスクワ本部訪問は書き足りないこともありますが続きはまた今度にして、
今回は、11月17~18日(東京)および24日(大阪)に開かれた、
システママスター、ヴラディミア師のセミナーについて書きます。

この3日間のセミナーに加え、今回のセミナーに伴って来日にした
システマシアトルのクオン師のセミナーも25日に京都で開かれました。
計4日間参加して、もうお腹いっぱいです。

ヴラッド師のセミナーはいつも参加して思うのですが、
ものすごい情報量を提供してくれます。
そのうえ、ひとつのワークが短くで、パッパッ移り変わって行く。
17日の初日にやったワークだけで40個ほど。
何を書いていいかもわからないぐらいで、
これからゆっくり消化していこうと思っています。

今回のテーマは「アウェアネス(awareness=気づき)、パワー、スピード」。
東京と大阪の両日、クオン師のセミナーを通して、
最も重要視されていたのが、アウェアネスでした。

これはモスクワでも最近特に注意される「意識を広げていく」というワークの
一連の流れだと思いました。

東京の1日目はキックを主体にしたワーク、2日目はストライクとナイフ、
そして大阪ではパーソナルプロテクション(自己防衛)と、
大切な人を守るためのワークでしたが、いずれもアウェアネスが重要でした。

パーソナルプロテクションというと、
襲ってきた相手への対処方法と思われがちですが、
むしろ、そういう相手にいかに気づくかがメインのワークでした。

ちなみに、このアウェアネス、たまたまセミナーの前日に、日本で初めて特殊部隊を
海上自衛隊内に創設した伊藤祐靖さんの講演会でも出てきた単語だったのです。
彼もまた最も戦闘において重要な概念だと言っていました。

我々現代人はややもすると、自分の意識を閉ざしてしまいがちです。
歩きスマホなどすることで、外の情報をあえて閉ざしている人はむしろ増える
一方なのではないでしょうか。

伊藤さんの言うところのアウェアネスと(あまり詳しくは説明しませんでした)と、
ブラッド師の言うところのアウェアネスが同じかどうは分かりませんが、
「気づき」といったものは、戦闘だけではなくて、日常生活においても、
きわめて重要なことではないかと感じています。

ブラッドセミナーにて。システマ湘南のみんなと。

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