2018年12月6日木曜日

今年システマでいくら使ったか

今年もいっぱいお金がかかりました。

以前、システマをやっているある方が「システマはゴルフなんか比べれば、
趣味としては安い方だよ」と言っていたことがあります。
その方がゴルフにいくらつぎ込んでいたのかはわかりませんが、
システマだって、結構お金がかかるものです。

毎年、どのくらいお金がかかるのか計算しているのですが、
今年1年で74万5000円かかりました!
そのうち、国内外のセミナー代で約32万5000円。
海外や国内(大阪セミナーへ行く場合)の交通費、宿泊代で約26万5000円。
あとは国内の懇親会やセミナー現地での食費やお小遣いで、約10万円。
残りがシステママッサージやTシャツなどのシステマグッズ、DVD代などとなります。

海外セミナーを除いて、国内だけで計算すると、44万円程度。
東京のセミナーだけに搾れば、普段のクラスの参加費を入れて20万円程度です。
私にしても国内のセミナーに全参加しているわけではありません。
それでもこの程度の金額はかかってしまうのです。

ただシステマをやっているからといって、全てのセミナーに出る必要はないし、
セミナーに参加したからといって上手くなるわけではありませんし、
強くなれるわけでもありません。
自身に必要なセミナーだけを無理なく選んで参加すればいいのだと思います。

海外のセミナーに参加しなくても、大阪のセミナーに参加しなくても、
システマの上手い人や強い人は少なくはありません。
当然そういう人は動画を毎日見たりして研究熱心なのですが、
参加したから、どうだというわけでもないのです。

どれだけシステマをお金をかけられるかは、
その人の経済事情や家庭事情によっても違ってきます。
自分の場合は、幸いなことになんとかそれがクリアできることと、
自分はこれだけ参加していても、この程度しか上達できないのだから、
参加しなければ、もっと下手なわけで、自分がインストラクターを名乗る以上は、
最低限の出費なのだろうなと、腹をくくっています。

 
大阪のブラッドセミナーにて。参加されたシステマ湘南の皆さんと。↑



2018年11月30日金曜日

ヴラッドセミナーとアウェアネス

モスクワ本部訪問は書き足りないこともありますが続きはまた今度にして、
今回は、11月17~18日(東京)および24日(大阪)に開かれた、
システママスター、ヴラディミア師のセミナーについて書きます。

この3日間のセミナーに加え、今回のセミナーに伴って来日にした
システマシアトルのクオン師のセミナーも25日に京都で開かれました。
計4日間参加して、もうお腹いっぱいです。

ヴラッド師のセミナーはいつも参加して思うのですが、
ものすごい情報量を提供してくれます。
そのうえ、ひとつのワークが短くで、パッパッ移り変わって行く。
17日の初日にやったワークだけで40個ほど。
何を書いていいかもわからないぐらいで、
これからゆっくり消化していこうと思っています。

今回のテーマは「アウェアネス(awareness=気づき)、パワー、スピード」。
東京と大阪の両日、クオン師のセミナーを通して、
最も重要視されていたのが、アウェアネスでした。

これはモスクワでも最近特に注意される「意識を広げていく」というワークの
一連の流れだと思いました。

東京の1日目はキックを主体にしたワーク、2日目はストライクとナイフ、
そして大阪ではパーソナルプロテクション(自己防衛)と、
大切な人を守るためのワークでしたが、いずれもアウェアネスが重要でした。

パーソナルプロテクションというと、
襲ってきた相手への対処方法と思われがちですが、
むしろ、そういう相手にいかに気づくかがメインのワークでした。

ちなみに、このアウェアネス、たまたまセミナーの前日に、日本で初めて特殊部隊を
海上自衛隊内に創設した伊藤祐靖さんの講演会でも出てきた単語だったのです。
彼もまた最も戦闘において重要な概念だと言っていました。

我々現代人はややもすると、自分の意識を閉ざしてしまいがちです。
歩きスマホなどすることで、外の情報をあえて閉ざしている人はむしろ増える
一方なのではないでしょうか。

伊藤さんの言うところのアウェアネスと(あまり詳しくは説明しませんでした)と、
ブラッド師の言うところのアウェアネスが同じかどうは分かりませんが、
「気づき」といったものは、戦闘だけではなくて、日常生活においても、
きわめて重要なことではないかと感じています。

ブラッドセミナーにて。システマ湘南のみんなと。

2018年11月16日金曜日

2018年モスクワ本部訪問(その6・旅行費用2)

前項の続きです。

<ホテル代・後篇>
スルタン5は、本部から近いので何かと便利ですが、
ほとんど英語が通じないのが難点です。
ただ、なんとかなるのが不思議なところですが。

朝は朝食が付きますが、ロシア風の御粥「カーチャ」と、
パン、それにチーズ、ゆで卵。
飲み放題のインスタントコーヒーと紅茶といった感じです。
これで200ルーブル(400円)。やや高いです。
2015年に初めてここの泊まった時には、
スープやハムが出てくることもあったのですが……。

あと部屋にはバスタブなく、個室のシャワールームだけです。
バスタオルや歯磨きはセットされています。
安い部屋だと、共同シャワールームということもありえます。
あと洗濯は150ルーブル(約300円)で頼めます。

これで約5,000円~6,000円ですから、高いと感じる人もいるでしょう。
私は泊まったことがありませんが、ホテルではなくて、
アパルトメントを借るという手もあるようです。
ホテルもアパルトメントも「BOOKING.COM」などを使えば簡単に探せます。
本部の近くにもアパルトメントはあるようなのですが、
どうやって借りればいいのか分からず、まだチャレンジしていません。

<本部のレッスンフィー>
本部のレッスンは日曜日を除く毎日あります。
午前が10時から、午後が19時からで、
それぞれ1コマ2時間で600ルーブル(約1200円)です。
土曜日は10時からと、12時からの2コマです。

都度払いをする方法もありますが、最近では10回綴りの回数券を買います。
本部の人ならば10回の回数券を5,000ルーブルで買えますが、
外国人は割引が効かないので、6,000ルーブル(13,200円)となります。
有効期限があるわけではないので、何回か本部に来る予定のある人は、
こちらの回数券のほうが、いちいち支払いをせずに済み、便利です。

他に本部では月に1度、週末にセミナーが開かれます。
土曜日と日曜日の2日間で、6,000ルーブル。
時間は12時から16時です。
セミナー費用の6,000ルーブルも、
日本人が多いと、ときとして日本人価格が設定されることがあります。
150ユーロ(約2万円)取られたりして、値段が跳ね上がります。
その時はあきらめて、素直に支払うしかありません。

今回のモスクワ訪問は、10月の週末セミナーに参加する予定だったのですが、
前にも書きましたが、突如セミナーは中止になりました。
トロントと違って、モスクワにはプレイベートレッスンの制度がないので、
セミナーが中心になったりした場合(それに平日の午前と午後の日中も)、
自分で時間を潰す方法を考えないといけません。
ホテルでゆっくりする人もいるみたいですが、私はもっぱら観光に費やしていました。
それについては、また後ほど書きます。
(つづく)


2018年11月15日木曜日

2018年モスクワ本部訪問(その5・旅行費用1)

モスクワ本部にたびたび行っていると、よく聞かれるのは、
「いったいいくらぐらいかかるのか」ということです。

今回は金銭面について書きます。

まず今年は本部に12日から18日まで6泊7日で行きました。
ざっくりいえば、だいたいこのぐらいかかりました。

飛行機代・92,000円
ホテル代・31,000円
レギュラークラス参加費用・13,200円
システママッサージ・8800円
観光・食費・お土産代など・60,000円

合わせると、205,000円となります。
以下、細かく説明していきます。

<両替・お金>
実際モスクワ訪問にいくらかかるかは為替変動による要因が大きいです。
だいたい1ルーブルは1.5円~3円の間で変動しています。
2015年モスクワに行った時は、1ルーブル3円でしたから、かなり高くつきました。
今回は空港で両替して1ルーブル2.2円、キャッシングで1.7円ほどでした。

キャッシングだと利息がかかります。年率で15%です。
例えば、3万円を両替すると、約13,600ルーブルです。
同じルーブルをキャッシングで手に入れると、23,000円で手に入られますから、
7,000円のお得です(実際には1000ルーブル単位でしかキャッシングできませんが)。
翌月に返せれば、利息は330円ですむので、
23,330円で、13,600ルーブルを手に入られるのです。
ですから、現金は少なめに持っていって、現地でキャッシングするのが賢いです。

なお、モスクワはかなり小さなお店でもカード払いができるのでカード払いが安心。
カードであれば、その日の為替通りなので問題ありません。
アメックスはあまり使えません。ビザかマスターを持って行きましょう。

特に両替の場合だと、ルーブルが余って再両替するとそこで数料がとられるので、
行って来いで1割ぐらい損します。だから、現金は必要な分だけにして、
できるだけカード払いにするのが上手な旅行の仕方です。

ただし、モスクワ本部ではほぼ現金で、セミナー代やインストラクターの更新代は、
ユーロ払になるので、若干のユーロも持って行ったほうがいいです。

<飛行機代>
モスクワ直行便はJALと、
ロシアのナショナルフラッグのアエロフロートしかありません。
だいたい7月から9月ぐらいまでの観光シーズンは、
モスクワまで13万円から16万円ぐらいします。
不思議なことに、なぜか夏はアエロフロートはすごく高い。
日程にもよりますが、モスクワまで30万円近い航空運賃がかかるのです。
JALはだいたい13万円から16万円で安定しています。
10月だと寒くなってくるので、だいぶ安いです。
92,000円は燃料費チャージ代込です。

<ホテル代>
モスクワのホテルは高いです。
だいたい1泊5000円以上はかかります。
上記の値段は本部近くの「スルタン5」というホテルですが、
ザイコフスキーなどは「あんなボロボロのホテルであの値段は高い」と言います。
ただ、本部の人が薦めるホテルだと、1泊8000円以上はかかります。
また、本部に泊まることもできますが、1泊2500円~3000円とはいうものの、
ベッドはなくて寝袋、泊まるのも更衣室のソファーだったりするうえ、
シャワーが壊れていたり、お湯がでなかったり、トイレも流れなかったりします。
若くて、少々の不便さもものともしない人以外はおススメできません。

上記の「スルタン5」は実は本部と同じ敷地内にあるのです。
ですから、歩いても3分ぐらいしかかりません。
そういう意味では非常に便利なのですが、部屋の当たりハズレがあります。
私は今年は窓のない部屋でした。
窓のない部屋だと朝だか夕方かわかりません。
そこそこ広いので我慢しましたが、藤盛インストラクターも窓もない、
それも壁が薄くて狭い部屋になってしまい、我慢できずに交換してもらいました。
私は交換してくれといったら、「もう他に部屋がない」と言われて、
我慢せざるをえなかったのですが。(この項、つづきます)

(写真は窓のないスルタン5、カーテンがかかっているのに、カーテンの向こうは壁、
フェイクカーテンだった!)



2018年11月8日木曜日

2018年モスクワ本部訪問(その4・アルチョームとレフ)

前回まではザイコフスキーのことを書いたので、
今回はアルチョームとレフ、二人のインストラクターについて書きます。

二人ともインターナショナルインストラクターではないので、
モスクワに行った人ではないと、リードされた経験がないと思うのですが、
二人とも日本人ファンが多いです。

アルチョームは、やさぐれドランキー、ちょい悪オヤジといった感じです。
こうしたタイプというのは、欧米ではわかりませんが、結構日本ではモテると思います。やさぐれドランキーと書きましたが、実際に酔ってクラスでリードすることもあります。
年齢は50代はいっていると思います。

気さくないいおっちゃんという感じで、日本人相手に片言の英語で説明してくれて、
サービス精神旺盛です。
日本人が来ると、結構デモにも呼んでくれて、かわいがってくれます。
ガチでボコボコにされ、ストライクもヤバいです。

これはザイコフスキーにも言えることなのですが、
本気でかかっていかないと怒られるし、
かといって本気でいくと、それだけボコボコにさるという......。

お腹でっぷりタイプなのですが、身体は柔らかく、後ろ回し蹴りで、
軽く私の頭にまで蹴りが飛んできます。
コンバティブなワークが好きな人にはおススメです。

最近ではガンクラスを持つようになり、参加していないので分かりませんが、
銃の扱い方、打ち方なども指導しているようです。
ただし、彼は軍人ではなく、確か民間人です。

きどったところはないし、私のFBにもちょくちょく「いいね」を押してくれます。
日本人のシステマーにはファンが多いですね。
一度、日本に呼びたいと考えているインストクラターもいるようですが、
どうでしょうか。
インターナショナルインストラクターではないので難しいかもしれません。


レフは新しいインストクラターです。
年齢的には40代半ばといったところかな。

私が初めて彼を知ったのは2015年にモスクワに行った時。
基本的には週一の土曜日にしかクラスを持っていません。

インストラクターの中ではザイコに次いで、英語が話せます。
穏やかな人柄で、基本に忠実で、よく構成されたクラスを行います。
非常に分かりやすく説明するため、日本に帰ってきてから、
彼のクラスはシェアしやすいです。

確か旅行代理店か何かを経営されている方で、
誰に対しても紳士的で、日本人女子からの人気も高い。
「学級委員長」タイプです。
美しい奥さんと、利発なお子さんをお持ちで、
彼の息子さんもシステマをやっています。



彼の受けを取った動画をあげておきます。


アルチョームとレフは、本当にモスクワに行かないと体験できないので、
興味を持たれた方は、来年の「モスクワ行き」を考えてみてください。

もう一人本部には、日本にも来たことがある大サーシャ(アレクサンドル)がいますが、
今回は彼のクラスに参加する機会はありませんでした。
(つづく)

2018年11月6日火曜日

2018年モスクワ本部訪問(その3・スティックワーク)

ちょっと今日はザイコフスキーの指導について書いてみましょう。

前のブログで、とにかくザイコは「かかってこい」だと書きました。
その他の指導の一例をあげると……。

藤盛インストラクターがスティックワークをやっている、
この動画はFBに上げたもので、多くのシステマ愛好者から
「いいね」をもらったものです。


ザイコフスキーが「上手くやれているので、あれを見ろ」というので、
見ていたら「動画に撮ってやれ」というので、動画に撮ったものです。

先日、システマ吉祥寺に出稽古に行っていたら、この動画を見たAさんから、
「あの藤盛さんの動画、ザイコフスキーはどんなリード(指導)をしていたの。
スティックに呼吸を通せとか、そんな感じ?」と聞かれた。

実のところ、この時のワークでザイコから言われたのは、
「相手の体を動かそうとするな、スティックを動かそうとするな」
「あなたは、ただスティックが動くのをフォローするだけでいい」
というようなものでした。

要は、スティックが動くから、それに従えればいいというです。
「えっ? スティックが勝手に動くの?」
という感じですよね。

最もザイコフスキーにレッスンを受けている女性インストクラターMさんからも
同じようなワークで、同じように言われたことがあります。
「スティックの動きに任せてください」と。

この何とも禅問答的な指導がザイコフスキーの魅力でもあって、
来日した時のセミナーでも発言の意味が分からないことが多いのですが、
モスクワでは、その禅問答がもっと難解なような気がします。

日本人には、この指導が受けるのか、ザイコフスキーは日本では人気がある
インストラクターです。
しかし、モスクワでザイコのクラスはガラガラです。
ロシア人にとっても難解なのでしょう。

とはいえ、教わる方としてはガラガラで、人数が少ないのは、
ザイコフスキーとそれだけ密に練習ができるので、
願ったりかなったりなのですが……。
(つづく)





2018年11月1日木曜日

2018年モスクワ本部訪問(その2・ザイコワーク)

私個人としては、9月のインターナショナルセミナーには参加できなかったため、
その内容の一端を感じたかったので、モスクワに出かけたのです。

先にモスクワに入っていた藤盛インストラクターがザイコフスキーに、
「インターナショナルセミナーでは何を習ったのか」と聞いたら、
「あまりにも密度が濃すぎて、簡単には説明できない」と言われたとか。

日本では、インターナショナルセミナー後に、もっぱら呼吸を通した動きに専念する
グループが多いように思えます。
そして、モスクワでは、レフもアルチョームもインターナショナルセミナーの内容を
どう理解し、どう自分の中で消化しいくか、いろいろと試みているように思えました。
そこで感じたのは、日本で試みられていることも正解なのではないかと。

ザイコフスキーのクラスに至っては、とにかくフリーワークという感じでした。
よく言われたのは、
「フィジカルなパワーではなくて、ムーブメントのパワーを使え」ということでした。
「ムーブメントのパワーってどうやれば出せるんですか」と聞くと、
「説明できない」と言って、手首にくいっと返して「来い」と。

とにかく、かかっていってボコボコにされるという練習。
私よりも藤盛さんのほうがより長くボコボコにされていました。
「どんなにやっても、相手をブレイク(壊)してないだろう」とザイコが言うと、
藤盛さんが「ブレイクばかりしているじゃないか」と。
で、二人で大笑い。

ザイコと藤盛さんとのフリーワークを見ていると、
「君たちもやりなさい」と言われるので、
周囲のメンバーと組んで、自分達もフリーワーク。

藤盛さんは一回のクラスで長い時で40分以上、
ザイコフスキーとフリーワークしていたでしょうか。
私のほうは、その3分の1から2分の1といったところでした。

系統だったワークをさせられるのではなく、
とにかくザイコと藤盛さんがやっているところの見とり稽古と、
自分がボコボコにされることの繰り返しでした。

毎回少しずつ注意が違うのです。
フリーワークのいいところは、考えてやってはダメなので、
考えずに身体を動く練習になるとも。
そして「プランを立てるな」ともよく言われました。
プランを立てれば、それに相手が反応してしまうから。

分からずに動いていると、「それはいい」と
ザイコフスキーが言ってくれることがあって
(まあ、1回だけでしたが)
「よっしゃーっ」と思ったりしたものです。

もちろん、東京でザイコフスキーのセミナーがある時も、
ザイコフスキーは個々人を相手にしてくれるのですが、
モスクワでは圧倒的にその時間が違います。
去年もブログに書いたのですが、やはりザイコフスキーと
長い時間、ワークができるというのが何といっても魅力なのです。(つづく)

(ザイコフスキーとモスクワ本部で)