2018年1月19日金曜日

3月までのスケジュール更新。すべて団体予約とれました。

3月までのスケジュール更新しました。
すべて団体利用で予約できましたので、
個人利用で各自に支払ってもらう必要はなくなりました。

土曜日はすべて15時〜17時です。
水曜日は19時半〜21時となります。
よろしくお願い申し上げます。

1月20日 鎌倉武道館・柔道場
1月27日 鎌倉武道館・柔道場
2月14日 鎌倉体育館・格技室(水曜日19時半より)
2月17日 鎌倉武道館・柔道場
2月24日 鎌倉武道館・柔道場
3月3日 見田体育館・多目的室
3月10日 鎌倉武道館・柔道場
3月14日 鎌倉体育館・格技室(水曜日19時半より)
3月17日 鎌倉武道館・柔道場
3月24日 鎌倉武道館・柔道場
3月31日 鎌倉武道館・柔道場

2018年1月18日木曜日

初めて水曜日に開催してみました

システマ湘南を始めて5年目に突入しました。

土曜日の午後という、もしかしたら結構忙しい時間に開催しているにもかかわらず、
毎回10名近い方々に集まっていただき、本当に感謝しています。

東京のクラスは主に平日の夜にやっていることが多いのですが、
システマ湘南でも実験的に平日の夜にやってみようと思って、
水曜日に開催してみました。

システマ湘南を始めて、まだ「誰も来ない」というのを経験したことはありません。
ただ、クラスを始めるに当たっては、「誰も来ない」リスクは常にあります。

2014年の1月か2月か忘れてしまいましたが、まだ開始して間もない頃です。
大雪が降りました。しかし電車は動いているのでクラスは中止しないことにしました。
大雪の中、大船駅から大船体育館に行くのも、道に雪が降り積もり大変でした。

さすがに誰も来ないかもしれないと思ったら、今はもう参加されなくなってしまった
Tさんという方が「モスクワの雪はこんなものじゃないんだろう。
そう思ったら、行かなければならないと思いました」と、参加してくれました。
懐かしい思い出です。

昨日(17日)も寒くて雨が強くて、「誰も来ないかな」と。
だから、たった一人でも過ごせるためのワークを準備していきました。
そうしたところ、なんと3名の参加がありました。
参加された3名の方、ありがとうございました。感謝します。

一応、土曜日は最新のワークをシェアしていくことを目ざし、
水曜日は基本的なことをやっていこうと思っています。
呼吸ワークは必ずいれ、あと基本的なワーク、それにリクエストに応えていきたいなと
考えています。
できたら1年のスケジュールを考えてみようとも思っています。

次回は2月14日(水)を予定しています。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

2018年1月11日木曜日

3月までのスケジュール、新しく月1回水曜日にもクラス開きます。

3月までの予定です。
今月より月に1回水曜日の夕方に基本の呼吸や基本的なワークを
メインしたクラスを試験的にやってみようかと思っています。

これまで土曜日の午後に時間が取れずに参加できなかった方も
参加できるようにと考えたのですが、どうなりますか。
お時間の都合のつく方はいらしてください。

仕事場の都内からの移動するので、どうしても19時半以降の
スタートとなってしまいます。
場所は鎌倉体育館(鎌倉駅から徒歩12分ぐらい)で、
19時半から21時までとなります。

日時:土曜日、時間は15時~17 時より
(1月13日は11時からなのでご注意ください)
1月13日 鎌倉武道館・柔道場(11時から)
1月17日 鎌倉体育館・格技室(19時半から)
1月20日 鎌倉武道館・柔道場
1月27日 鎌倉武道館・柔道場
2月14日 鎌倉体育館・格技室(19時半より)
2月17日 鎌倉武道館・柔道場
2月24日 鎌倉武道館・柔道場
3月3日 見田体育館・多目的室
3月10日 鎌倉武道館・柔道場
3月14日 鎌倉体育館・格技室(19時半より)
3月17日 鎌倉体育館・格技室(個人利用)
3月24日 鎌倉武道館・柔道場
3月31日 鎌倉武道館・柔道場

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

みなさんは「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というフレーズを知っていますか?

武術好き人ならば宮本武蔵の
「振り下ろす太刀の下こそ地獄なれ 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という
句を思い出すかもしれません。
「死中に活を求める」ということですね。

もともとは平安時代の空也上人の句の、
「山川の末(さき)に流るる橡柄(とちがら)も 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
という歌のようです。
意味は「山あいの川を流れてきたトチの実は、自分から川に身を投げたからこそ、
やがては浮かび上がり、こうして広い下流に到達することが出来たのだ」。
下の写真が空也上人です。

なぜ、こんなことを思い出したのかというと、三谷さんのセミナーで、
ミドルキックに対処にする時に、三谷さんがすっとキックの下へ沈み込んで、
相手をテイクダウンしたのと見たからです。
「身を捨ててこそ……」と思いました。

ちょうどシステマ湘南の蔵岡さんのリードで、相手のパンチをギリギリに
ひきつけておいてから、パンチを繰り出す。
いわゆる後の先、一刀流でいう「切り落とし」の技のような練習をした時に、
システマって、古流武術の発想につながるなと思っていたところでした。

もう一度、武蔵の歌に戻れば、この句は、
「敵が振り下ろす太刀の下にいたら切られて、そこは地獄だよ。
(そこで一日退いたりするのではなく)むしろ、一歩踏み込めば、
そこは極楽で、相手を制することができる」ということです。

一歩踏み込めという解釈は、柳生宗矩の似たような剣道歌
「振り下ろす太刀の下こそ地獄なれ 一歩踏み込め そこは極楽」
を参照しています。

この句をどう体現するのか。普通の人だと、
相手の攻撃を退かず、一歩踏み込む型を身に付けるという方向に
練習していくんじゃないかと思います。
つまり、「身を捨てる」ことを目的してしまう。

でも、システマ的にはたぶん、そうではなくて、
「自分の心地いいポジションを求めていたら、一歩踏み込んでいた」という感じで、
「身を捨てる」「一歩踏み込む」というのは結果でしかないということです。

自分でリラックして気持ちよく動いていたら、
そうなっていたということだと思います。

なかなかそうなるのは難しいのですが、システマではそういう体や心を
作り上げていこうとしているのだと思っています。

取り上げた句は、果たして武蔵や宗矩が自分たちで歌ったものなのでしょうか。
いずれも「伝」であり、後世の人の創作だと思いますが、
本人たちは意図せずに動いていたのに違いありません。

2018年1月10日水曜日

「とんでもないところに来た」って!?

1月7日と8日、システマLAのインストラクター三谷さんのセミナーに出てきました。

帰りがけに更衣室で会った参加者に、
「ふだんはどこのクラスに出席されているのですか」と聞いたところ、
「今回は初めてです。三谷さんの『システマ戦闘学』を読んで、興味を持ちました。
調べたらセミナーがあることが分かって……。でも、参加してみたら、
とんでもないところに来てしまったな」と。

その方はお子さんが空手を始めたので、一緒に空手を習い出したという方でした。
私が「ひさしぶりに聞いたな」と思ったのは、
「とんでもないところに来てしまった」という感想でした。

以前は、セミナーに出ると、よくそういうコメントがあったんですね。
まさに軍隊格闘技という感じで、お互いにバチバチ打ち合ったり、
関節技をかけたり、これでよく怪我しないなという風景が繰り広げられてしました。

まさに三谷さんのセミナーはそんな感じでした。

でも、いまは「自分の動きを内観する」インターナル系のドリルが多くなって、
どちらかというと、静かな感じです。

システマに興味を持たれる方は、YouTubeの動画などを見て来るも多いはず。
かなり過激なものもありますが、実際のクラスに参加すると、
むしろ「えっ? 動画と違う」という感じを抱くことも多いと思います。

三谷さんのシステマは、そういう意味で「軍隊格闘技」に憧れている人には、
最適なシステマだと思います。
三谷さんの体の動きも素晴らしく、なかなか真似できるものではありません。

だから、冒頭の参加者がシステマを習おうと、国内の他のクラスに行って、
三谷さんみたいな人が大勢いると思うと、大いに肩すかしをくらうのではないかと。

これからシステマを始める人は、
システマはインストラクターはいろいろな方がいるので、
可能であれば、いろいろと見てみることをお勧めします。
システマは型も試合もないので、本当にやっていることがバラバラです。

それに各自のインストラクターの経歴を見てもらうと分かると思うのですが、
だいたいシステマ経験年数が4~5年でインストラクターになっています。
他の武道で言えば、初段、黒帯になったばかりといったところです。
もちろん、他の武道で言うところの師範クラスに相当する実力を持った方もいますし、
経験数が少なくても天性のセンスを持った方もいます。
本当にそこはいろいろです。

自分自身で言えば、あまりに「実力」には期待しないでほしいなと(笑)。
むしろ、インストラクターは、システマ学習者の代表として、
「システマの練習の音頭を取る役割の人だ」的に
思ってもらったほうがいいかなと思っています。
プロテスタントで言うところの「牧師」さんみたいなものです。

ただ、「いろいろ見てみたほうがいい」とは分かっていても、
実際にはシステマのクラスが少なくて、見られないのも現実だと思います。

でも、どこのクラスに行っても、システマの動きは学べると思います。
最低限のシステマの原理と動きさえ学べば、日本国内はもとより、
世界中のシステマクラスに参加してシステマを学ぶことが出来ます。

冒頭の参加者さんが今後もシステマを続けられるかは分かりませんが、
とりあえず、どんなクラスでも参加してほしいなと思った次第です。

2018年1月9日火曜日

新年第1回のシステマ湘南は?

今年もよろしくお願い申し上げます。
(喪中なので新年の挨拶は控えさせていただきます)

2018年新年第1回のシステマ湘南は、トロント本部やシステマシアトルで
インストラクターをされてきた蔵岡さんが訪ねてきてくれました。

昨年、日本に帰国されて、就職活動をされていました。

システマ湘南の皆さんと一緒に練習したいということでしたが、
蔵岡さんのリードを体験できる機会はそうそうないので、
リードをお願いしました。

最近は「消える動き」を研究されているということで、
昨年システマ銀座とコラボして「蔵岡セミナー」を原宿で開いた時とは、
だいぶ違った趣きになりました。

モスクワでやっているような、
「先端からの動き」「非対称な動き」と共通する要素が多かったのです。
蔵岡さんはモスクワ系のセミナーには出たことがないのにと、驚きました。

モスクワとトロントで、一見やっているようなことは違っても、
同じシステマなので目指すところは一緒です。
だから、蔵岡さんがモスクワっぽいワークをやっていても
決して驚く必要はないのですが、なかなか個人であそこまで気付ける人は
いないのではないかなと思ってしまいました。

……と書いても、システマ未体験者には何を言っているか分からないと思うのですが。
中国拳法に例えれば、今のモスクワは内家拳で、トロントは外家拳といった感じです。
合気道で言えば、モスクワは戦後の合気道で、トロントは戦前の堅い合気道とでも
いえばいいでしょうか。
(かえって分からなくなってしまったかもしれませんが)
モスクワに行ったことがなく、その先にある共通の要素に近づけるというは、
改めて蔵岡さんのセンスの良さを感じた次第です。

蔵岡さんはマレーシアで就職が決まって、国内のクラスはないのですが、
いまだ参加したことない人には、是非一度体験されることをお勧めします。

そして、7日(日曜日)と8日(月曜日)の祝日はシステマLAの三谷さんのセミナー。
こちらはうってかわってコンバティブな動きで、こちらも非常に面白かったです。
常に路上での戦いを想定した三谷さんのセミナーは、
その日の帰りに誰かに襲われてもすぐに役立つような要素がたくさんありました。
こちらのセミナーの内容も、シェアしたいと考えています。

今年もすばらしいインストラクターのリードから始まった感じです。

1月~2月のクラススケジュール
1月13日、鎌倉武道館・柔道場(11時から)
1月20日、鎌倉武道館・柔道場
1月27日、鎌倉武道館・柔道場
2月17日 鎌倉武道館・柔道場
2月23日 鎌倉武道館・柔道場
(2月はモスクワのザイコフスキーとセルゲイのセミナーが2週連続であるため、
回数が少なっていますがご了承ください)