2019年3月25日月曜日

今はこんな感じでザイコの復習やっています

2月のザイコフスキーセミナーが終わってから、
もう1カ月以上も経っています。
早いものですね。

インターナルワークが好きな人たちは「いいセミナーだった」と
口ぐちに褒めています。
私もいいセミナーだったとは思うのですが、なかなか消化できません。

システマ湘南でもいろいろと復習したり、
個人的にも他のクラスのインストラクターから学んだりしました。

それで今、なんとなくこんな感じかなというのが掴めてきて、
システマ湘南では、ザイコフスキーの復習については、
だいたい以下の3つぐらいを中心にやっています。

①アイドリング:これは大阪でいうところのジャイロに近いのかもしれませんが。
とにかく体は止まっていて、体の中は止まっていない。
そういう感じを養おうというものです。
②アウェアネス:意識を広げる。自分と相手だけではなく、自分がいるその空間全体に
意識を広げてワークしようというものです。
③呼吸:自分がカームな状態で常にいるのを、呼吸を指標しようということです。
いわゆる「ステイトの状態」を作って、その状態のまま、
いろいろな動きにつなげていけるようにする。呼吸が自分の動く方向を教えてくれる。

アイドリングと呼吸が上手くいくと、ちょうど海の「さざ波」のような感じで、
静かで穏やかだけで常に自分の中は動いていて、その波をいかようにでも、
調整できるという感じになります――というか、そういうふうになれたら、
いいなということで、練習しています。

あんまりいろんなことをやってしまうと分からなくなってしまうので、
今はその3つを中心に、その3つを心がけてワークをするようにしています。

こう書いても、やっていない方はなんだかわかりませんよね。
もし関心をもったら、一度遊びに来てください。

といっても、3月下旬から4月頭にかけては、ちょっとザイコワークは休んで、
システマシアトルインストクラターのクオンのワークをやっていますけれど。
それもまた楽しいですよ。

2019年3月8日金曜日

クオンのひらめき

3週ほど前のシステマ湘南でのワークでは、
クオンのストライクも少し取り入れました。

ザイコフスキーのストライクのワークを中心に練習していたのだけど、
拳を重くするワークを取れ入れたほうがいいと思って、
1月下旬に行われたクオンのセミナーから、
拳の重くするワークだけをやってみました。

クオンから以前、「動画は撮ってもいいけど、一般公開はしないでくれ」と、
言われたので、クオンの動画は公開できませんが、以下のようなワークです。

プッシュアップの姿勢で1インチ下がったところで、
しばらく(20秒ぐらい)その姿勢を維持(つまりスタティック)したのち、
拳と床の感覚を変えないように立ち上がり、パートナーに軽くストライク。
その時に、拳の感覚が消えないようにする。
これを1インチ下げて、2インチ下げてと、床にギリギリつくまで繰り返した後、
今度は床から1インチ、2インチとプッシュアップの姿勢を上げていく。
(活字では分かりにくいので、詳しく知りたい人はシステマ湘南に来ていただくか、
参加した人にシェアしてもらってください)

このワークは「拳が重くなった」「拳の重さが感じられた」と、
当日のセミナーでも好評だったし、システマ湘南でシェアしても好評でした。

なんと、このワークはヴラッドが考え出したものではなく、
クオンが考え出したものだそうです。いわばクオン・オリジナルワークです。
やっぱりすごい。

クオンはかねがね
「もっとシステマのインストラクターは自分で工夫しないといけない」
と言っています。
でも、菲才な自分にはクオンのようなワークは思いつかない。
そこで、どうしてそんなワークが思いつくのか聞いてみました。

「ヴラッドの近くにいて、ヴラッドといろいろ話していると思いつく」

やはりマスターの側にいると、ふと発想がひらめくみたいです。
なんか、すばらしい師匠の側にいると、それだけで何かが違うのでしょう。

私はクオンのようにひらめかないし、オリジナルのワークも思いつきません。
モスクワやトロントのインストラクターが伝えてくれたワークをやっていく、
その中で、もう少しこうやったほうがやりやすいという工夫をするだけで精一杯。
「工夫しないとけない」というクオンの言葉には耳が痛いばかりです。

ただ、それでも「湘南はセミナーのワークや様子を忠実に伝えてくれる」という
参加者がいてくれて、それを楽しんでくださる方がいるので、
今はそれでもいいかなと思っています。

いつかひらめく日が来るといいのですけどね(笑)。