2016年10月27日木曜日

「大人の遊び」&クワン・セミナーのお知らせ

2週間近く更新ししてませんでしたが、
システマ湘南では10月15日と22日に、
ナイトワーク、クラウド(crowd)ワークをやりました。

こうしたワークは、システマ東京の合宿などではやりますが、
他のシステマのサークルではあまりやっていないと思います。
条件として、場所の広さとある程度の人数が必要なことがあります。

手前味噌ですが、システマ湘南が使用している鎌倉武道館や体育館は、
広くて環境がいいため、スティックやシャシュカなども自由に使えます。
ですから、1年を通していろんなメニューをやっているのですが、
もっと格闘技的な体術、または体の動きを究めたいという人には不満かもしれません。

ただ、私自身はシステマのどこに惹かれているかというと、
「遊び」的な要素なんですね。
いろんなワークもみなさんに提示して、システマの様々な魅力に触れてもらたいのです。

ナイトワークは目隠してやりあう、クラウドワークは群れと群れで戦う、
あとは夏のビーチ・システマなんかにしても、
勝ち負けがあるわけではなくて、単純に楽しいという思いの中で、
自分の心や体の可能性を発見してもらえればと思っています。

「遊び」ですから、そこには全く何の生産性もありません。
でも「楽しい」ということはとても大事だと思っています。
というわけで、これからもシステマ湘南では「大人の遊び」を追求していきます。

ところで、1月13日から15日までシステマ・シアトルのインストクラター、
クワン・リーが来日します。
来日は3回目、前回2回はブラッドの推薦でシステマ・ジャパンが主催しましたが、
今回はシステマ・シアトルが自ら主催します。

クワンは最後の来日が2009年か2008年だと思います。
私もまだクワンのセミナーは受けたことがないのですが、
多くの日本人の「クワンに来てほしい」という声がシアトルに届いて実現しました。

以下がクワンの動画になります。2013年のアムステルダムのセミナーです。
「YouTube」で調べれば結構クワンの動画は出てきます。
結構、きつそうですよね。来日時の「きついセミナー」はいまだに伝説になっています。



受け付けは直接、システマ・シアトルのページからとなります。
http://balancedpath.co/street-tough-tokyo

是非、この機会にお時間が合えば、セミナーに参加されるといいと思います。
参加費はPayPal払いとなります。
もし分からないことがあれば、私に問い合わせしてくだされば分かる範囲でお応えします。

2016年10月10日月曜日

「第二の呼吸」で好転反応&12月までの予定

10月8日の第85回システマ湘南は、
モスクワ帰りのYさんによるシェアクラスでした。

事前に告知していたように、
この日は、ミカエルが機を熟するのを待って、
今年の夏から公開し始めた「第二の呼吸法」を皆で学びました。

府中からIit(インストクラター研究生)のIさん、
そして新Iitになったばかりの女性のKさんもわざわざ東京から駆けつけてくれて、
参加者は11名。非常に充実したクラスになりました。
Iさん、Kさん、それに参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

前回のブログにも書きましたが、
呼吸を先導させるのではなく、体の動きに任せて、
体と呼吸が連動するようにする、というものです。

第二呼吸は従来の呼吸法とも違い、
また私たちが日常行っている呼吸とも違うため、
体が変化していくにつれ「好転反応」が起きるため、
体調を壊す人も多いとか。
現にモスクワのセミナーでは少なからぬ人が体調を壊したそうです。

今回、新しくIit(インストラクター研修生)に認定されたKさんも
体調を壊した一人で、全日程のクラスに参加できなかったため、
その欠けている部分を穴埋めするためにも、
全参加のYさんのシェアクラスを覗きに来てくれたそうです。

この呼吸法は、口から喉、肺にかけて気道を確保するために、
呼吸法が正しく身につくまでは、口をやや開けっ放しにします。
従って、喉をやられる可能性もあります。
ですから、好転反応ばかりではなく、
そのために体調を壊す人も多いのではないかと思います。

私もこのところ喉がやや痛く、この呼吸法を始めてから体が熱っぽいです。
この呼吸法は「普段使い」が非常にいいため、
私も毎日「第二の呼吸」を使うようにしていますが、
これからの季節、マスクがあったほうが絶対にいいです。
みなさんも無理をなさらず、体調管理には十分気を付けてください。

12月までの場所取りが決定しましたので、お知らせします。
時間はいずれも土曜日、15時から17時となります。

10月15日、鎌倉武道館・柔道場(最寄り大船駅)
10月22日、鎌倉武道館・柔道場(同・大船駅)
10月29日、鎌倉武道館・柔道場(同・大船駅)
11月12日、鎌倉武道館・柔道場(同・大船駅)
11月19日、大船体育館・格技室(同・大船駅)
11月26日、見田記念館、体育室(同・鎌倉駅)
12月3日、大船体育館・格技室(同・大船駅)
12月10日、鎌倉武道館・柔道場(同・大船駅)
12月17日、大船体育館・格技室(同・大船駅)
12月24日、鎌倉武道館・柔道場(同・大船駅)

2016年10月7日金曜日

「第二の呼吸法」がいよいよ日本上陸&10月の予定

システマといえば「呼吸法」というぐらい、
「呼吸」はシステマの代名詞になっています。

「鼻から吸って、口から吐く」というシンプルな呼吸がもたらす効果は、
それまでの呼吸法の概念を大きく変えました。
そして、いよいよ「第二の呼吸」が日本上陸です!

7月から8月にかけてモスクワ本部に勉強しに行ってきた人たちから聞こえてくるのは、
本部ではこれまでと違った呼吸法が指導され始めたということでした。
9月中旬に行われたインターナショナルセミナーでは、その呼吸法がメインテーマ。
4日間のセミナーのうち、毎日午前から午後にかけての4時間を
ミカエルが直接指導するという熱の入れようだったそうです。

第一の呼吸法が「鼻から吸って口から吐く」ものであり、
呼吸優先で体を動かしていくのに対して、
第二の呼吸法は呼吸を(口からとか鼻から吸うとか)意識せずに
体の動きに呼吸を任せるというものです。

具体的には、肺を開き、肺から喉への気道を通すようにして、
やや顎を上向きにして口をやや開いて、肺から口へ常に空気が行き来できるようにする。
イメージは体全体(足から指先、頭の先まで)が「肺」になったような感じにします。
体が動くことで、自由に空気の出入りが行なわれるようにしておくというものです。
これだけで体のパフォーマンスが変わってくるという。

第一の呼吸がリラックスを主体にしたものだとしたら、
まだ私もよくは分かっていないのですが、
第二の呼吸法はリラックスを前提にしたうえで、
動きのパフォーマンスを高めるものと言えそうです。

体験してみないと分からないと思いますので、
ご興味のある方は是非お近くのシステマのクラスに足を運んでみてください。

10月1日に行われた、システマ大阪の大西亮インストラクターのセミナーも、
この「第二の呼吸法」が中心でした。
これからのシステマは「第二の呼吸法」抜きには語れなくなりそうです。

そんなターニングポイントの年に、モスクワには行けなかったのは残念ですが、
システマ湘南のYさんが今年もモスクワセミナーに参加してきてくれました。
次回、10月8日のシステマ湘南では、Yさんが、
この「第二の呼吸法」をシェアしてくれます。
鎌倉市の見田記念体育館の多目的室で15時から17時となります。
「持ち物」として、シャシュカ、木刀、短めのスティックが必要だそうです。
お持ちの方は是非ご持参くださいませ。

10月のシステマ湘南は8日以降は、15日、22日、24日と行ないます。
残りの3回はいずれも鎌倉武道館で15時となりますので、よろしくお願いします。

(ときどき、ブログを見た方からスケジュールが出てないと言われます。
スマホなどで見られている方は、ウェブバージョンしていただくと、
右側にスケジュールが出ていますので、ご参考にしてください)