2015年9月24日木曜日

第44回終了、国際色も豊かに? 10月3日の予定追加

9月19日第44回システマ湘南終了しました。
シルバーウィークということで休みで出かけているのか、
久しぶりに参加者10名切って7名でした。

モスクワでやったアルチョームさんのスティックワークでした。
モスクワで経験して、個人的にはすごく面白かったので紹介したのですが、
いかがだったでしょうか?

で、今回はフランス人のピエールさんが初参加でした。
聞いたら、フランスのインストラクター、ジェロームさんのところで、
システマ5年はやっていたそうです。
動きが柔らかいし、さすがです。フランスのシステマの質の高さが伺いしれます。
こちらが学ばせていただきたいぐらいです。

私などは、ジェロームさんと比べたら、まったくレベルが及びません。
システマ湘南に来ても、物足りないのではないかと思ったら、
「楽しかった」と言ってくれて、来週も来ると言ってくれました。

ピエールさん、英語は上手なのですが、こちらが下手なもので、
コミュニケーションがきちんとできないのが残念です。
日本に語学留学しているようですが、彼が日本語が上手くなるのが先か、
私たちがピエールさんと英語で話せるようになるのが先か……。
もっと英語で話せるよう頑張ろうと思いました。

次回は9月29日、鎌倉武道館の柔道場で15時からです。

モスクワでは24日からインターナショナルセミナーが始まっています。
システマ湘南の常連さんのYさんが参加しているので、
帰国後に、シェアしてもらう予定でいます。

10月3日に鎌倉武道館の柔道場が取れたので、
予定を追加します。ただ、いつもの時間は取れませんでした。
午後1時より始めます。
いつもと時間が違うものですから、ご注意ください。

2015年9月16日水曜日

第43回終了、「アイ・ラブ・ユー」ワークでした

9月12日第44回システマ湘南終了しました。
参加者は体験者を入れて11名。参加していただき、ありがとうございました。

モスクワで、インストラクターのアルチョームさんのクラスでやった
「アイ・ラブ・ユー」ワークを中心としたメニューでした。
「アイ・ラブ・ユー」ワークとは何かというと……。

みんな対人でワークをやっていると、ついつい力んだり、力まかせでやってしまうので、
アルチョームさんが「そうではなくて、友人をいたわるように」とか、
「大切な恋人を扱うように」とか説明していたのですが、
しまいに「『アイ・ラブ・ユー』と言いながらワークしよう」ということになりました。
相手が掴みかかってくるのを、こちらは『アイ・ラブ・ユー』と言いながら、
抱きしめて、テイクダウンと取るというワークです。

参加してくださったみなさんが、「アイ・ラブ・ユー」と言いながらワークをしたら、
新興宗教の集団みたく見えてしまうのではないかと心配したのですが、
意外とみなさん恥ずかしがって、そんなに大声では叫ばなかったので、
普通のワークと変わりなく行えました。

私は、このワーク、結構面白いと思っているのですが。

次回は19日(土)、鎌倉武道館の多目的室です。
アルチョームさん第2弾です。
予定としては、スティックワークを行う予定ですので、
スティック(杖)をお持ちの方は、ご用意くださるとありがたいです。
それでは、次回もよろしくお願いします。

2015年9月11日金曜日

ロシア関連の本、2冊おすすめ

最近、2冊ほどロシア関係の本を読みました。
1冊は「池上彰のそこが知りたい! ロシア」(徳間出版)です。
この秋、プーチン大統領が来日するかもしれないというタイミングを狙った本で、
池上彰氏が分かりやすく、ロシアの時事問題について解説しています。
それほど深くつっこまれては書かれていませんが、
日本とロシアの間に横たわる問題をざっと復習してみるのにはいい本かと思います。

もう1冊が「異端の人間学」(幻冬舎新書)です。
この本では作家の五木寛之氏と評論家の佐藤優氏がロシアについて語っています。
特に面白かったのは、第二次大戦中のソ連の対独諜報機関「スメルシュ」について
語っている箇所です。

去年、ミカエルが来日した時、武道研究家の甲野善紀先生と対談されました。
その時、甲野先生から「達人だと思う人たち」について聞かれたミカエルが、
「スメルシュにいた人たち」と語っていたのです。
ミカエルの説明だと、彼らはドイツのスパイには捕まっても殺されてもならず、
ドイツのスパイは殺さずに捕まえなければならない、という困難な使命を帯びており、
そのため、彼れらの使う武術は殺さずに制圧するという方向で発展したのだとか。
確か、そんな話をされていたと思います。

このスメルシュは日本で調べようとしてもなかなか本がないので、
いったんどんな組織なのか、よく分かりませんでした。
この対談集で、たまたま触れらていたのは意外でした。
ロシアに詳しい人たちにとっては、とても有名な組織なようです。

五木氏の家族は戦時中、北朝鮮に住んでいて、敗戦後、北朝鮮に進駐してきたソ連兵に
母親(他にも多くの日本人女性)が強姦されています。
それは犯罪者などからなる「囚人部隊」がまず先にやってくるからで、
彼らは乱暴狼藉をしまくるのです。
ところが、1週間ぐらいするとピタッとそれがやむ。
それはスメルシュがやってくるからだそうです。
彼らが軍紀違反の疑いのある連中をかたっぱしから処分していったという。
彼らの凄まじさが伝わってきます。
スメルシュは独軍のスパイを捕まえるだけではなく、
憲兵のようなこともやっていたようです。
スメルシュのことについて書かれているのは、ほんの数ページなのですが、
この本は佐藤さんと五木さんがロシアについていろいろと語っています。

ロシアの音楽も日本の音楽も短調が基本になっているという話も面白かったです。
だから、日本人はロシア民謡になんとなく親しみがわくと解説されいて、
私はカラオケの時に必ずロシア民謡を歌うですが、「なるほど!」と膝を打ちました。

他にも目からウロコのようなことが書かれていますので、
ご興味のある方は「異端の人間学」を手にとってみられるといいと思います。

2015年9月9日水曜日

第42回終了。初めての外国人見学者

9月5日のシステマ湘南は、常連さんのIさんとYさんに
8月末に大阪で行われたモスクワのインストラクター、
サイコフスキーのセミナーのシェアをしてもらいました。

参加者は10名。参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
ザイコフスキーのワークは、インターナルワークといって、
感覚、感性を重要視するものがメインなので、言わんとすることが分かっても、
ザイコフスキーのやっている通りにできないのです。
ちょっと合気道の「気」的な世界に似ているかもしれません。

IさんとYさんにシェアしていただいたワークは、
ザイコセミナーの雰囲気は伝わってききました。
誤解されやすいワークなので、シェアも大変だったと思います。
お疲れ様でした。

「感じるワーク」なので、傍から見ていると、何をやっているのかよくわからない。
お互い手を持ってじっとしているだけ、そんなワークばかりしている時に、
見学者の方がやってきました。

なんと、システマ湘南に初の外国人の見学者です。
男性のほうはちょっとワイルドな感じで、ラテン系っぽいなと思ったのですが、
話している言葉を聞いてびっくり。なんとロシア人のカップルでした。
男性のほうはカタコトの日本語で、女性のほうが日本語を通訳してくれました。
男性のほうは雰囲気的には空手とかをやっている印象でしょうか。

ロシアの武術を日本人がやっているのを知って見学に来たのだと思うのですが、
なんとなくがっかりした感じが見てとれました。
僕らでは、ミカエルやブラッドのようなことはできないし、
僕にしても内外のインストクラターと比べれば、まだまだですから。
「11月にはトロント本部のブラットが東京に来るので、
興味があればそちらに参加したらどうでしょうか」
とアドバイスしたら、それなら行ってみようかと思ったようでした。

たぶん二度目の見学はないと思うのですが、
たとえば僕ら日本人が海外に行って空手や合気道の教室があると聞いて、
覗いてみたとします。そこのレベルがあまり高くなくても、
自分の国の武術を一生懸命やっていてくれたら嬉しいじゃないですか。
彼らもちょっと嬉しくなってくれたらいいなと、そんなふうに思いました。