2018年3月30日金曜日

蔵岡インストラクターが残してくれたもの

1月から3月まで、蔵岡さんのクラスには、なんやかんやで
10回ほど出席させていただいたと思う。
基礎的なワークが、体のつかい方を変えれば、
こんなに難しいのかと思うようなことの連続でした。

基本的には、自分個人的には以下の2つが印象に残っています。
1)身体にテンションをいれないこと
2)身体を重く使うこと

1について言えば、とにかく身体を捻らない、
身体の中にテンションをいれないことを徹底したワークを行いました。
システマの動きというと、柔らかいというイメージを持たれると思うのですが、
自分からクネクネしてしまう人も多いです。
それがかえってテンションを作っているということがよく指摘されました。

2については、結局はリラックスということ。
いかにリラックスするか、リラックスすれば重くなるということです。

プッシュ&ムーブについても、プッシュされた時にあえて自分からは動かない。
本当に押されただけ動く。
そんな基本的なことを丁寧にやろうとすると、いかに難しいかを
思い知らされました。

そして結局のところ、システマの基本である4大運動がいかに大切であるか。
やはりいかにテンションをいれず、リラックスして、4大運動が行なえるか。
それを丁寧に行うことの重要性の教えてくれたような気がします。

また、休みの折などは、蔵岡さんがマレーシアから帰ってくることもあるでしょう。
これからも日本でクラスを開いてくれることが楽しみです。

【システマ湘南・今後の日程】
3月31日 鎌倉武道館・柔道場
4月7日 鎌倉武道館・柔道場
4月14日 鎌倉武道館・柔道場
4月11日or18日 鎌倉体育館・競技場
(いずれかの水曜日・19時半~21時)
4月28日 鎌倉武道館・剣道場
5月12日 鎌倉武道館・柔道場
5月16日 鎌倉体育館・競技場(19時半~21時)
5月19日 鎌倉武道館・柔道場

2018年3月29日木曜日

空手家が驚いた「投げられてしまっていいんだ」

システマシアトルのインストラクターだった蔵岡さんが、
いよいよマレーシアという新天地でお仕事を始められます。

4月の頭に日本を発つということで、
ご本人は石川県が御実家なのですが、
この2カ月ほど、東京にも仕事関連でいらしてた時には、
クラスを開いてもらっていました。

先週の3月24日(土)にシステマ湘南でクラスを開いてもらった他、
東京でも声をかけてクラスを開催させてもらいました。

蔵岡さんのすごさは、いろいろとありますが、
他の格闘技や武道の方も、それも実績のある方を魅了させてしまうところでしょう。
今週の26日(月)には、元UWFの宮戸優光先生が運営されている、
高円寺のスネークピットジャパン道場で、東京の最後のクラスが開かれました。

システマ愛好者の他、格闘技経験者がいらしたわけですが、
ちゃんと他の格闘技経験者をうならせてしまうのですから、すごいものです。

スネークピットでリードする蔵岡さん↑

ところで、私が面白いと思ったのは、3月12日のこと。
相手が足を払ってくるのをやわからく受け流すというワークをやったのです。
身体にテンションを残さないという一連のワークです。
その時に、元極真空手の方が「もし一遍の両足を払われたらどうするんですか」と
聞いたのです。

その時は蔵岡さんは軽く投げられてみせました。
極真の方が驚いて、
「あっ、投げられてしまっていいんですね」
「そうですね、あと、こういうこともできます」
と投げられた後に、相手の足に自分の足をひっかけて、相手を崩してみせました。

どうしても競技スポーツをやってくると、「投げられてはいけない」
「ダウンしてはいけない」という発想になってきます。

「投げられてもダウンしても自分が安全ならばいい」というのが、
勝ち負けを競わないシステマの発想です。

あらためてシステマと競技スポーツの違いというのを感じましたし、
それをちゃんと説得力をもって、相手をうならせてしまう蔵岡さんの技量にも
非常に関心した一瞬でした。


2018年3月13日火曜日

エクスターナルとインターナル

せっかく蔵岡さんが東京にいるということもあって、
何度か蔵岡さんのクラスを主催させてもらったり、
他の練習会にも参加させてもらっています。

蔵岡さんとの練習会は、ひとことでいえば、
「いかにテンションを体に入れないで動くか」だと思います。

それを非常に丁寧にやっている印象を受けています。
やっているワークは、これまで見たことのないようなものはありません。
しかし、質がとんでもなく違うのです。

蔵岡さんは決してインターナルワークをやっているわけではないのですが、
蔵岡さんのワークや、やっていることは、ザイコフスキー師が言っていることや、
やっていることとかなりかぶるのです。

たとえば、先日も、相手が自分に向って歩いてくるところで、
相手に対しての意識を切って、自分はただ空いているスペースに移動するだけ。
すると、相手は自分のほうへアジャストしにくくなるのです。
これも、ザイコフスキー師がいう「非対称な動き」「インディペンドな動き」に
つながるものだと思いました。

ですから、蔵岡さんは「日本のみなさんは、インターナルとかエクスターナルとか
言うけれど、僕にとってはトロントもモスクワも一緒。セルゲイ(過去に1回セミナーに
出ています)やザイコフスキー(今回初めて経験しています)のやっていることと、
トロントのブラッドがやっていることと、何ら変わりがない」と言います。

蔵岡さんがそう思えるのも、内弟子状態で、
徹底してエクスターナル的な動きをやっていたからなのでしょう。
だから、そもそもその動きの中にあったインターナル的なものにも
気づいていけるのではないか。

自分たちは(というか、自分は)そこまでエクスターナルを突き詰めて、
練習してきているとは言えません。
だから、ついついエクスターナルとインターナルを分けて考える必要はないと
思いつつも、ワークとしては別々にやってしまうわけです。
蔵岡さんのワークは、その二つを結びつける、
まさに「ミッシングリンク」のようなものだなと思っています。

システマ湘南では、蔵岡さんのクラスを3月24日に行いますので、
みなさん、お時間があれば是非参加してみてください。

2018年3月12日月曜日

24日は蔵岡さんとの練習会。参加費にご注意ください。

2月から3月にかけて、何度か元システマシアトルのインストラクター、
蔵岡さんとの練習会を新宿で主催させていただきました。

システマ東海のUさんが指摘するように、
なかなか蔵岡さんほどのインストラクターは国内にもいません。
とにかく、北米、カナダで5年以上修行されてきたのですから、ものが違います。

もともとの身体能力が高い方だと思うのですが、
加えて稽古や研究も怠らないわけですから、若くしてそのレベルたるや、
非常に高いものがあります。

一度、蔵岡さんのシステマを体験されると、
多く方がその人柄とシステマの凄さに魅了されてしまいます。

今年からマレーシアで新しい仕事をされるということなのですが、
ワーキングビザがいつ降りるかという関係で、
しばらく日本にとどまっております。


どうも3月一杯はまだ日本にいるということでしたので、
3月24日のシステマ湘南は、蔵岡さんにリードしてもらうことにしました。


システマ湘南にも2度ほど遊びに来てもらいましたが、
正式に招いてのリードになります。

湘南の参加費は普段は1000円ですが、
この日は2000円になりますので、ご了承ください。
学生は半額で1000円になります。
よろしくお願い申し上げます。