2015年1月30日金曜日

システマとアレクサンダー・テクニーク

先週の土曜日(24日)は、東京で「お年玉クラス」がありました。

システマ湘南でいつも顔を見るメンバーも来ていて、
システマ東京の各クラス、女子クラス、カルチャークラス、
それにシステマ東武のメンバーなど60名ぐらいが集まりました。
これだけ大勢の人間がいなければできないワークも多く、
非常に楽しい時間が過ごせました。

ああいうお祭り的なクラスはいいですね。

ところで、最近、「心と体の不調を解消する
アレクサンダー・テクニーク入門」(青木紀和著)という本を読みました。
俳優や音楽家がパフォーマンスを上げるために使っている
身体ワークで、20年ぐらい前から気になって本を読んだりはしていました。

過去に出された本と比べると、この本は分かりやすい。
Amazonのレビューによると、著者はトヨタの元社員らしくて、
アレクサンダー・テクニークを自分なりに「カイゼン」しているとのこと。
なるほど、だから分かりやすいのかと思いました。

「システマと同じだ」と思ったのは、たとえば「先端から動く」ことを推奨していた点です。
システマでも、ストライクその他の動作で先端から動くことを言われます。
他にも「幼児の体の使い方はいいお手本になる」とか、
「ミカエルと似たようなことを言っているな」と思いながら読みました。
体の緊張を解くという観点から、アレクサンダー・テクニークを紹介している本なので、
リラックスを重視するシステマと自ずと同じ視点になるのではないでしょうか。

本を読んで参考になったのは、
日常でもっとシステマの練習が出来るということに気づいた点です。
46ページからの「先端から動く」ことにはこのように書かれています。
長くなりますが、引用します。(赤字はヨッシー)

〈……リーディングエッジは「導く先端」という意味ですが、
これは、「自分がこれからやろうとしている動きを導く先端を決め、
その先端を動かすことを意識して動作をすること」です。
体を動かすときの基本的な意識になります。

たとえば、電話の受話器を取る場合であれば、
「指先(=リーディング・エッジ)を、受話器に近づけるように動かす」と
意識して動作をします。

……逆に、リーディング・エッジを意識しないでいると、
私たちは無意識に「筋や関節を使おう」という感覚になり、
筋の緊張を過剰にしてしまいます。

過剰な緊張を避けるには、「先端を導く意識で動作する」ほうがいいのです

実際には、「先端を導く意識で動作する」より
本当に「先端から動ける」ようになったほうがいいとは思うのですが、
「あっ、そうか、受話器を取る時など、もっと日常の動作でもシステマが使える」ことを、
改めて意識しました。

他にも日常の動きを、あえてゆっくりやってみるとか、
システマの練習としても、参考なるところが多々ありました。
機会があれば、アレキサンダー・テクニークのワークショップも
受けてみたいものです。

2015年1月23日金曜日

ホーキング博士に「本当の強さ」を感じた

先日、システマ仲間が「よくシステマって本当に強いですか、と聞かれる」
という話をしていました。

強さって、いろいろとあると思うのですが、先日、試写で見た映画も、
そんな強さを考えさせられた映画でした。

3月13日公開の『博士と彼女のセオリー』という映画です。
天才宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士と、
彼を支えた妻ジェーンの恋愛物語です。
全世界で1000万部を売り上げた『ホーキング博士、宇宙を語る』を知っていても、
その私生活は知りませんでした。
映画を見ると、博士の業績は、まさにジェーン夫人があってのことだと分かります。

21歳で運動ニューロン疾患と診断され、余命2年と宣告されるホーキング博士。
脳から筋肉へ信号が伝わらなくなるため、歩けなくなり、食べることさえ不自由になり、
話せなくなることを伝えられますが、絶望しつつも博士は医師に聞きます。
「脳は影響を受けるのか」と。
考えることさえできれば、研究は続けられる。その前向きさには感動します。
動けなくなり、話すこともできなくなり、それでも偉大な業績を残していく
ホーキング博士からの姿からは「本当の強さ」というものを感じました。

『ホーキング博士、宇宙を語る』を出版後、アメリカに招かれ、
その講演会で質問されます。
「博士は神を信じていないそうですが、人生哲学は何なのですか」
それに対して、
「However bad life may seem,where there is life there is hope」
(どんなに困難な人生でも、命ある限り希望があります」

「命ある限り希望がある」――いい台詞です。
生きていくこと、それだけで可能性があるのです。
システマのサバイブの思想にも通じる部分があると思って
映画を紹介させていただきました。
勇気をもらえる映画でした。




2015年1月19日月曜日

第25回目終了しました。次回は2月14日になります。

1月17日、第25回目システマ湘南クラス終了しました。
いつもは第2と第4の土曜日にクラスを行っているのですが、
今月の土曜日は以下にも紹介するように、システマ東京の「お年玉クラス」があるので、
1週繰り上げて第3土曜日に行いました。

第3土曜日は大船体育館が個人利用で使えないために、
鎌倉体育館の格技室を利用。
たぶん使用するのは、8月以来です。
ここの格技室は明るい感じがするので、とても好きです。
混んでいる時もあるのですが、17日は空手のクラスと私たちのみ。

もっとも私たちも参加者4名とこじんまりと、グランド中心のドリルを行いました。
参加していただいた4名の方、Aさん、Yさん、Fさん、Iさん、どうもありがとうございました。
鎌倉体育館も大船体育館ほどではないにしろ、やはり寒い。
半袖のTシャツにしてしまったことを途中から後悔していました。

ところで鎌倉体育館は今年の4月から10月まで耐震工事に入るそうです。
4月までにもう1回ぐらいは使ってみたいですね。

さて、今週24日の土曜日は、私は「お年玉クラス」に参加します。
システマ東京とシステマ東武が合同で行う「お年玉クラス」です。
1コマ500円、3コマ出ても1500円でお得です。
私は3コマ出る予定です。
湘南地方から来るのは遠いかもしれませんが、
13時からの北川さんクラスのマスアタックは面白いと思うので、
それだけでも参加されるといいのではないかと思います。
また、11時からの第2部は北川さんの奥さん、北川文インストラクターがリードします。
女性ならではのしなやかなリードも体験してみてください。

〈ダブルシス東お年玉クラス〉
日時:1月24日(土)9時30分〜14時30分
9時〜9時30分 自主練タイム 
9時30分〜11時 第1部 上原雅さん 「押さず引かず」
11時〜12時30分 第2部 北川文 「武器とシステマとわたし」
13時〜14時30分 第3部 北川貴英 「新春あけましておめでとうございマスアタック」
14時30分〜15時 お年玉争奪じゃんけん大会(仮) ※お年玉クラス参加者限定 じゃんけん大会のみの参加は不可です。
会場:江戸川橋体育館 柔道場
参加費:一律価格 500円/1コマ (自主練タイムは不要)

お昼休みは30分しかないので、昼食はコンビニで買ってきたほうがいいでしょう。
場所は有楽町線、江戸川橋から徒歩4分です。
江戸川体育館の詳細は以下のリンクからどうぞ。
http://www.shisetsu.jp/city.bunkyo/edogawabashitaiikukan/

ちょっと空いてしまいますが、
次回、システマ湘南は2月14日の予定になります。
よろしくお願い申し上げます。

2015年1月12日月曜日

第24回目、終了しました

1月10日、本年第1回目となる、24回目のシステマ湘南終了しました。

新年早々9名の方に集まっていただきました。
いつもいたらぬリードに参加していただき、ありがとうございます。
久しぶりにプッシュ&ムーブをやりました。

大船体育館の格技室は、、最初は私たちだけ。
まだまだ寒いし、今日は広々と使えるのかなと思っていたら、
「よさこい」のグループと、卓球のグループも後から来ました。

私たちのグル―プだけの時もときどきあるのですが、
他のグループがいて(それも格闘技ではない)、
なんかワイワイがやがややっているのが、システマ湘南のいいところかなと
思えてくるから不思議です。

次回は来週の1月17日に行います。
久しぶりに鎌倉体育館の格技室の個人利用日を利用します。
いつも通り、15時から開始です。
私が網膜剥離の手術をしてからは、ずうっと大船体育館だったので、
半年ぶりになります。
場所を間違えないようにしてください。

まだ初詣に行かれていない方は、少し早めに来て、
八幡宮に初詣に行かれては、いかが?



2015年1月5日月曜日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年から、システマ湘南をスタートしましたが、
私の病気により、2カ月ほど中断してしまいました。
今年は中断することなく、なんとか1年を通してクラスを
続けていきたいと考えています。

基本的に第2と第4土曜日に大船体育館で行っていますが、
病気で倒れる前に、鎌倉体育館でもときどき行っていましたけれど、
月によっては月3回のペースで出来たらいいなと考えています。

イレギュラーな日程の中、いつも参加してくださっている方々には、
感謝しております。

本年もよろしくお願い申し上げます。