2015年1月23日金曜日

ホーキング博士に「本当の強さ」を感じた

先日、システマ仲間が「よくシステマって本当に強いですか、と聞かれる」
という話をしていました。

強さって、いろいろとあると思うのですが、先日、試写で見た映画も、
そんな強さを考えさせられた映画でした。

3月13日公開の『博士と彼女のセオリー』という映画です。
天才宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士と、
彼を支えた妻ジェーンの恋愛物語です。
全世界で1000万部を売り上げた『ホーキング博士、宇宙を語る』を知っていても、
その私生活は知りませんでした。
映画を見ると、博士の業績は、まさにジェーン夫人があってのことだと分かります。

21歳で運動ニューロン疾患と診断され、余命2年と宣告されるホーキング博士。
脳から筋肉へ信号が伝わらなくなるため、歩けなくなり、食べることさえ不自由になり、
話せなくなることを伝えられますが、絶望しつつも博士は医師に聞きます。
「脳は影響を受けるのか」と。
考えることさえできれば、研究は続けられる。その前向きさには感動します。
動けなくなり、話すこともできなくなり、それでも偉大な業績を残していく
ホーキング博士からの姿からは「本当の強さ」というものを感じました。

『ホーキング博士、宇宙を語る』を出版後、アメリカに招かれ、
その講演会で質問されます。
「博士は神を信じていないそうですが、人生哲学は何なのですか」
それに対して、
「However bad life may seem,where there is life there is hope」
(どんなに困難な人生でも、命ある限り希望があります」

「命ある限り希望がある」――いい台詞です。
生きていくこと、それだけで可能性があるのです。
システマのサバイブの思想にも通じる部分があると思って
映画を紹介させていただきました。
勇気をもらえる映画でした。




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