2015年4月30日木曜日

受験生とシステマ

4月からの新しい参加者に、話を聞いたら受験生だといいます。

「受験生がシステマなんてしていいのか」と、他の参加者が冗談まじりに言っていましたが、
個人的には、勉学に差しさわりのない範囲であれば、
受験生にもシステマは役立つのではないかなと思っています。

僕はシステマとはサバイバルための術だとも考えています。
サバイバルとは何かといえば、生き残れる可能性を少しでも増やすことだと思います。

そのためには何が大切かといえば、どんな状況に陥っても、
自分のパフォーマンスを落さないことだと思います。
常に自分の心も体もニュートラルに保っていられることではないでしょうか。

前回のブログにも書きましたが、
先週の土曜日は、1人の上に大勢(4、5名)が乗るというワークをやりました。
そこから脱出するというワークです。
体の上に大勢が乗られると、胸が圧迫されて苦しくなります。
そこでパニックにならず、呼吸で落ち着けていく。

「呼吸できるんだ、自分は大丈夫なんだ」と気持ちを落ち着かせた後で、
自分の体の状況を観察する。
そうすると、上から人が乗られていも、呼吸は出来るし、
体でも動かせる箇所があることが分かります。
そこで、ゆっくりと自分の上に乗っている人の隙間に体をずらしていくと、
脱出することが出来ます。

大切なのは、呼吸して自分の心と体を落ち着かせることだと思います。
自分をニュートラルな状態に持っていくことです。
そうすれば、自分に残された可能性が見えてきます。
システマのワークでは、このワークに限らず、ニュートラルな状態を崩さない、
もしくはニュートラルな状態にリカバーすることが重視されていることが多いように思います。

受験生の試験でもあっても同じことだと思います。
試験では、自分のパフォーマンス、普段通りの実力を出し切れないことが一番の問題です。
いわゆる「あがる」というやつです。
他にも、緊張してお腹が痛くなるという人もいるかもしれません。

そこで呼吸で体を落ち着かせる。
体が落ち着けば、心も落ち着いてきます。
それから問題にあたっていえば、凡ミスも避けられるかもしれない。
本番では、普段通りの実力を100%出せないかもしれませんが、
でも、60%しか出せないところを、80%まで上げることができるかもしれない。
――僕は、そんなふうに考えています。

前にも書きましたが、ミカエルはシステマを「人生の杖」と言っています。
「人生の杖」ですから、それが目的になってはおかしいのです。
あくまでも自分の人生を支えてくれるものではなければなりません。
受験生であっても、それは変わらないと思っています。

2015年4月26日日曜日

31回目終了。合気道経験者の方が来てくださいました。

7月25日、第31回システマ湘南終わりました。

今回の参加者は10名、参加してくださった方々ありがとうございます。
新しい参加者で、合気道経験者の方が1名来てくださいました。
実は12名ぐらいになるかなと思っていたのですが、
常連さんが不参加だったりして10名でした。

昨日は、システマ湘南では初めて(自分でも久し振りでした)
1人の上に大勢に乗られて、脱出するワークをやりました。
このワークは、脱出することよりも、
いかに呼吸で落ち着くかが大事なワークだと思っています。

もし事故にあった時など、落ち着くことで、生存の確率が高まるかもしれない。
呼吸で落ち着いて、脱出の可能性を探る。
脱出できないまでも、ショック死の可能性を避けることが出来、
救援が来るまで助かったり、サバイバルの可能性を数パーセントでもあげられる、
それに役立つワークではないかと思っています。
(それ以外でも、試験やプレゼンテーションの時にも落ち着く意味で役立ちます)
そういう意味もあって、個人的には好きなワークです。

常連のAさんが「システマの4大原則
『呼吸、リラックス、動き続けること、姿勢』を意識した」
と仰ってくださいましたが、その通りだと思います。

 昨日、新しく参加したYさんが途中であきらめてしまったのが残念した。
脱出することよりも、呼吸で落ち着けば、動くことが出来たはずで、
そういう意味では、もっとうまくリードすればよかったと反省しました。

昨日は、ストライク(パンチ)までいけなかったのですが、
合気道経験者の方には、ストライクを是非経験してもらいたいと思います。
(実はシステマには合気道経験者は多いのです)
合気道は当身7分:投げ3分と言われます。
それで合気道の稽古と、当身としての空手の稽古を併修される方がいますが、
個人的には、当身の稽古をするならば、システマのストライクのほうが、
合気道には向いていると考えています。
その一番の理由は、構えもなく、リラックスした、
力まない状態でストライクを打つからです。

いつストライクの練習をするかは未定ですが、
その時にも是非来ていただきたいと考えています。

いよいよ来週5月4日からミカエルセミナーです。
次回5月9日はミカエルのセミナーの復習をしますので、よろしくお願いします。

2015年4月16日木曜日

30回目終了、今後の予定(6月まで)

書き込み遅くなってしまいましたが、
4月11日(日)の30回目のシステマ湘南終了しました。

4月といえば、新しいことが始まるシーズンです。
ということもあって、ブリージングメインのワークを行いました。
結構地味目のワークだったかもしれません。
参加者は11名。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

新しい方が2名。そのうち1名は未成年の生徒さんでした。
未成年の方は次回にお話して、
ご両親から承諾書をもらってもらうようにお願いしようかと思います。
大人の人からは参加費として200円徴収していますが、
学生の場合は100円でOKにします。

次回もお2人が来ると仮定して、基本を引き続き行う予定でいます。
受け身とストライクの基本ぐらいでしょうか。

この1年、大きな事故もなしに続けてこられましたが、
万が一のことがあってはいけないので、スポーツ保険の加入も考えています。
1年間で1850円です。強制ではなく、任意としたいと思っていますが、
できるだけ入っていただいたほうが、私のほうも安心してリードできます。

さて、今後の予定ですが、
次回は4月25日となります。

5月はGWにミカエルセミナーがあります。
5月9日と23日はセミナーの復習に当てたいと考えています。

また、6月は13日と27日の他に、エクストラで20日も行います。
都合3回の予定でいますが、
鎌倉武道館の多目的室が取れたからです。
20日は武道館の多目的室でスティックワーク、
27日は武道館の柔道場が取れましたからグランド中心でやりたいと考えています。

それではよろしくお願いします。

2015年4月6日月曜日

29回目終了、4月の予定

4月4日、システマ湘南29回目終了しました。
鎌倉武道館の多目的室で行いました。

当日は合気道の大会があったためか、
駐車場が満車状態。
大勢の人が武道館に押し寄せていました。
鎌倉も意外に合気道が盛んなところなのだと思いました。

あそこの武道館は、こうした大会も出来るように設計されているため、
剣道場も柔道場も広いわけですが、
私達のような十名ぐらいの団体が借りるには広すぎます。
部屋を分割して貸してくれるとありがたいのに、といつも思います。

今回、使用した多目的室も広かったです。
50人規模のシステマのセミナーが開けるぐらいです。
そこを今回は6人で使用しました。贅沢ですね。
参加してくださった方々、ありがとうございました。

今回のクラスはクロージング・アズ・ウエポンでした。
ジャケット使った同ワークで、北川さんのクラスに二度ほど出たほか、
ビデオで研究した内容をもとにワークしました。

護身という観点でいうと、通常は服を着ている状態で
襲われたりするので、結構役立つ内容も含まれていたかと思います。

終了後、武道館の事務所に挨拶しに行ったところ、事務所の方から
「システマ湘南さん。システマって何ですか」と聞かれました。
「ロシアの武術です」と答えておきましたが、
普通の人は、システマなんて知らないものですよね。

さて、4月はあと2回行います。
11日と25日です。いつものように大船体育館で15時スタートとなります。
内容はまだ決めていませんが、
4月ということもあるので、今度は基本的なことをやってみようかなと思っています。

お時間の都合がつけばいらしてください。
お待ちしております。




2015年4月1日水曜日

28回目のシステマ湘南終了しました。

3月28日、システマ湘南終了しました。
大船体育館でナイフワークをやりました。
12名の方に集まっていただきました。
参加してくださった方々、どうもありがとうございました。

いつも終了後に、有志で喫茶店に行っていたのですが、
その店が閉店。あらたな店を見つけるべく、さまよいましたが、
本当に最近、普通の喫茶店ってなくなりましたね。

さて、次回は4月4日、鎌倉武道館の多目的室になります。
(↑鎌倉武道館をクリックしてもらえれば詳細なページに飛びます)
時間は15時~17時で、ジャケット使ったワークを行います。
どんなジャケットでもいいのですが、万が一、破れてもいいようなものを
持ってきてください。
トレーニングナイフをお持ちの方は、ナイフもお願いします。

あらかじめこちらで施設使用料は支払っていますので、
次回の参加費は400円(施設使用料込み)でお願いします。

よろしくお願いします。