2018年11月1日木曜日

2018年モスクワ本部訪問(その2・ザイコワーク)

私個人としては、9月のインターナショナルセミナーには参加できなかったため、
その内容の一端を感じたかったので、モスクワに出かけたのです。

先にモスクワに入っていた藤盛インストラクターがザイコフスキーに、
「インターナショナルセミナーでは何を習ったのか」と聞いたら、
「あまりにも密度が濃すぎて、簡単には説明できない」と言われたとか。

日本では、インターナショナルセミナー後に、もっぱら呼吸を通した動きに専念する
グループが多いように思えます。
そして、モスクワでは、レフもアルチョームもインターナショナルセミナーの内容を
どう理解し、どう自分の中で消化しいくか、いろいろと試みているように思えました。
そこで感じたのは、日本で試みられていることも正解なのではないかと。

ザイコフスキーのクラスに至っては、とにかくフリーワークという感じでした。
よく言われたのは、
「フィジカルなパワーではなくて、ムーブメントのパワーを使え」ということでした。
「ムーブメントのパワーってどうやれば出せるんですか」と聞くと、
「説明できない」と言って、手首にくいっと返して「来い」と。

とにかく、かかっていってボコボコにされるという練習。
私よりも藤盛さんのほうがより長くボコボコにされていました。
「どんなにやっても、相手をブレイク(壊)してないだろう」とザイコが言うと、
藤盛さんが「ブレイクばかりしているじゃないか」と。
で、二人で大笑い。

ザイコと藤盛さんとのフリーワークを見ていると、
「君たちもやりなさい」と言われるので、
周囲のメンバーと組んで、自分達もフリーワーク。

藤盛さんは一回のクラスで長い時で40分以上、
ザイコフスキーとフリーワークしていたでしょうか。
私のほうは、その3分の1から2分の1といったところでした。

系統だったワークをさせられるのではなく、
とにかくザイコと藤盛さんがやっているところの見とり稽古と、
自分がボコボコにされることの繰り返しでした。

毎回少しずつ注意が違うのです。
フリーワークのいいところは、考えてやってはダメなので、
考えずに身体を動く練習になるとも。
そして「プランを立てるな」ともよく言われました。
プランを立てれば、それに相手が反応してしまうから。

分からずに動いていると、「それはいい」と
ザイコフスキーが言ってくれることがあって
(まあ、1回だけでしたが)
「よっしゃーっ」と思ったりしたものです。

もちろん、東京でザイコフスキーのセミナーがある時も、
ザイコフスキーは個々人を相手にしてくれるのですが、
モスクワでは圧倒的にその時間が違います。
去年もブログに書いたのですが、やはりザイコフスキーと
長い時間、ワークができるというのが何といっても魅力なのです。(つづく)

(ザイコフスキーとモスクワ本部で)

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