2018年11月6日火曜日

2018年モスクワ本部訪問(その3・スティックワーク)

ちょっと今日はザイコフスキーの指導について書いてみましょう。

前のブログで、とにかくザイコは「かかってこい」だと書きました。
その他の指導の一例をあげると……。

藤盛インストラクターがスティックワークをやっている、
この動画はFBに上げたもので、多くのシステマ愛好者から
「いいね」をもらったものです。


ザイコフスキーが「上手くやれているので、あれを見ろ」というので、
見ていたら「動画に撮ってやれ」というので、動画に撮ったものです。

先日、システマ吉祥寺に出稽古に行っていたら、この動画を見たAさんから、
「あの藤盛さんの動画、ザイコフスキーはどんなリード(指導)をしていたの。
スティックに呼吸を通せとか、そんな感じ?」と聞かれた。

実のところ、この時のワークでザイコから言われたのは、
「相手の体を動かそうとするな、スティックを動かそうとするな」
「あなたは、ただスティックが動くのをフォローするだけでいい」
というようなものでした。

要は、スティックが動くから、それに従えればいいというです。
「えっ? スティックが勝手に動くの?」
という感じですよね。

最もザイコフスキーにレッスンを受けている女性インストクラターMさんからも
同じようなワークで、同じように言われたことがあります。
「スティックの動きに任せてください」と。

この何とも禅問答的な指導がザイコフスキーの魅力でもあって、
来日した時のセミナーでも発言の意味が分からないことが多いのですが、
モスクワでは、その禅問答がもっと難解なような気がします。

日本人には、この指導が受けるのか、ザイコフスキーは日本では人気がある
インストラクターです。
しかし、モスクワでザイコのクラスはガラガラです。
ロシア人にとっても難解なのでしょう。

とはいえ、教わる方としてはガラガラで、人数が少ないのは、
ザイコフスキーとそれだけ密に練習ができるので、
願ったりかなったりなのですが……。
(つづく)





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