2014年3月5日水曜日

システマは「人生の杖」

以前、中国拳法の師匠から言われたことがあります。
「サラリーマンなんかやりながらで、武術を極められるか!」

武術を極めようとすれば、それに人生をかけないといけないという。
その先生は現にそういう人生を歩んでおられました。
もちろん、誰にもでそういう人生を歩めるとは思ってもいなかったでしょう。

安易な気持ちで武術でやってはいけないという戒めであり、
サラリーマンをやりながら続けるのであれば、より真剣さが大切だという
先生一流の言い回しだったのだと思います。

昨日、システマ東京の北川さんと一緒に食事をする機会がありました。
北川さんによると、ミカエルは、
「システマに人生をかけてはいけない」と話しているといいます。

「システマは人生をよくするツールです。
人生を歩んでいくための杖のようなものです。
杖に、人生をかける人なんていないでしょう」

いいセリフです。さすがはミカエルだと感嘆しました。
中国拳法の師のセリフを否定するわけではありませんが、
こういうことを言われるから、ますますシステマに惹かれてしまいます。

ミカエルをはじめ、システマのマスターのセリフをもっと知りたい方は、
北川さんが運営しているツィッターの「SYSTEMA MASTER bot」をフォローすれば、
読めるようになります。

台湾でもアスランが言っていました。
「システマはとても奥が深い。
システマは護身術(格闘技)としてやることもできるし、
健康法としてやることもできる。
そして――、自分をもっと向上させるためにもやることができる」

システマはもともと軍隊格闘技です。
身体を動かすから、健康にいいのは分かるにしても、
どうして「人生をよく」したり「自分を向上させ」たりすることができるのか。

関心を持った方は、システマをやってみてください。
別にシステマをやっていれば、運がよくなるわけでも、
お金持ちになるわけでもないのですが……。

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