2016年4月1日金曜日

NYのインストラクター、エドガーさん

FBでシステマ湘南研究会というグループを作っています。
そこにも書いたのですが、3月29日にニューヨークでシステマのジムを開いている
インストラクターのエドガーさんのクラスに行ってきました。

来週からミカエルセミナーが日本で開催されるので、それに合わせての来日です。
このところ、ミカエルが来日する時には、必ずニューヨークから駆けつけます。

エドガーさんは今年58歳(とても58歳には見えないけれど)。
旧ソ連圏のラトヴィア出身で、いつから米国に移民したのかは知りませんが、
いつもニューヨーカーらしいおしゃれな色使いの服装をしています。

身長こそ180センチ以上はあると思いますが、ものすごく痩せていて、
ベジタリアンかと思ったのですが、そうではないようです。
健康には気をつけていて、毎朝1時間以上気功の運動もやっているとか。
見た目はアーティストか学者といった感じの人です。

マンハッタンでシステマのジムを開いたのが2003年だそうで、
以後、あのニューヨークで13年も格闘技のジムを開いています。

これまでも何回か日本でのクラスを受講していますが、ものすごく実践的なことを
したかと思えば、ベーシックな身体の使い方を教えてくれたり、毎回勉強になります。

今回はクラスが終わった後に、軽く飲み会があったので、
こんなことを聞いてみました。

ニューヨークには多くの格闘ジムがあります。ですから、
「MMAをやっているような人はジムに来ないんですか」と聞いたところ、
「そんな人は来ないよ。そういう人はBJJとかムエタイとかジムに行くからね」
「でも、そういった人が挑戦してきたらどうするのか」
「挑戦してきたら争わないようにします。そういう人が来たら、
『君は強い、でも、それはシステマじゃないから。他でやってくれ』と言う。
しかし、いくら彼が強くても、戦場ではピストルで撃たらたらおしまい。それがリアルだ」

北川さんの本にも書いてありますが、ミカエルの有名なエピソードをあげていました。
「昔、ミカエルが歩いていたら、『お前の顔が気に食わない』とケンカを売られた。
でも、ミカエルは『私も私の顔が嫌いなんです。すみません』と相手しなかった。
『私はフルート吹きなので、唇を切ると仕事ができません。
ですから、顔だけは殴らないでください』と言って、ケンカを避けた」

というわけで、争うようなことはしないと言っていました。

もっともLAでシステマのジムを開いているマーティン・ウィラーという
インストクラターがいます(先だってシェアした三谷インストラクターの師匠です)。
彼は柔道、BJJ、MAAなどもやっていますから、彼だとまた答えが違うかもしれません。

ニューヨークに行ったら、是非、エドガーさんのジムを訪ねてみたいものですね。

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