2014年10月21日火曜日

11月も2回行う予定。ロシアの文化を学ぼう

10月25日にシステマ湘南を行いますが、
11月も今のところ、8日と22日に行う予定でいます。

さて、僕が初めてロシアに行ったのは、
まだソ連と言われていた時代で、1989年の5月でした。
ソ連崩壊が1991年ですから、ぎりぎり「ソ連時代」を見るのに間に合いました。

レニングラード(現・サンクトペテルスブルク)を訪れたとき、
ちょうどメーデーにぶつかりました。
街中が赤い星のネオンで飾られていて、とても綺麗だったのを覚えています。
彼の地は緯度が高いために、5月なのに夜の9時でも明るかったです。

いろんな国をバックパッカーで旅行してきましたが、
ソ連は(そして現在のロシアも)あらかじめホテルや移動手段など手配し、
日程を決めないとビザが降りません。

ですから、貧乏旅行は出来ないし、自由な旅行も出来ないのですが、
僕がこの国の印象としては残っているのは、
「人種差別がない国だな」ということでした。

アメリカに行ってもヨーロッパに行っても、何かしら差別を感じてしまうのですが、
ソ連という国は、中央アジアやモンゴルも国内に抱えているため、
特に黄色人種だからといって、特別な眼で見られることもなく、
僕も市場を歩いていると「モンゴルからやってきたのか?」と尋ねられたりしました。
そういう意味では、スッと街中に溶け込めた国でした。

システマを始めてから、ロシアへの関心は失われることなく続いています。
システマを続ける以上は、少しでもロシアへの関心は
持ったほうがいいのではないかと思っています。

日本の武術をやっている外国人でも(特に海外に住んでいる場合は)、
日本の文化や歴史にまったく興味を持っていない方がいます。
単に格闘技としてか興味を持っていないわけで、それでもいいのですが、
日本人としては、がっかりしてしまいます。

システマを始めたからといって、ロシアに興味を持つ必要はないのですが、
ある国に伝わる身体動作や運動というのは、その国の文化・宗教や歴史、言語などと
切っても切れない関係にあるものだと僕は考えています。

ロシアの文化や歴史を知ったからといって、
システマが上手になるわけではありませんが、
異文化を身体をもって経験して、同時に知識も持つことは、
人生がほんの少し豊かになるような気がします。

というわけで、ときどきロシアの文化・歴史について参考になるようなことも
ときどき書いてみようと思います。

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