2018年5月1日火曜日

インターナルと動きのはじまり

4月30日に、システマ吉祥寺&埼京合同企画の台湾セミナーの
シェアクラスに出てきました。

西部さん、藤森さん、田藤さん、各インストラクターが
ザイコフスキー師のセミナーをどう解釈して、
どうワークに落とし込んでいるのか、非常に参考になりました。

トリは藤盛さんで、自分の中から生まれる動きを徹底してワークしました。
最近、ザイコフスキーは、自分の中から生まれる動きを強く主張するのですね。
そこで最近、思ったことを……。

去年はインターナルフォームでした。
「自分の中から出てくるインターナルフォームに乗って(動いて)ください」と
よく言われました。
 
「インターナルフォームって何ですか」と参加者に聞かれて、
「ジョジョのスタンドみたいなもの」と答えていました。
自分が動こうとすると、それより先にスタープラチナみたいなスタンドが出てきて、
そのスタンドの動きに自分が入り込んでいくような感じ……。

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいない人には分かりませんよね。
そこで「中国拳法では『用意不用力』(意を用いて力を用いず)と言うけれど、
その意みたいなもの。動こうとする意識とか、気みたいな感じ」とも
説明していたのですが、この「意識」や「気」というのはちょっと違ったみたいです。
最近、そう思っています。

台湾でザイコフスキー師がよく言っていたのは、
「自分の中のイニシエーションを感じてください」ということでした。
「イニシエーションに乗ってください」と。


走る時も、お尻歩きの時も、どんなワークの時でも、
イニシエーションを感じて、それに乗って動いていく。


イニシエーションという単語の意味は、
大阪の大西インストラクターに説明してもらったら「はじまり」という意味で、
ザイコの言わんとするところは、
「自分の中にある動きのはじまりを感じろ」「動きのはじまりに乗れ」
ということだと言います。

「自分の中にある動きを外に出して、それに乗っていく」ということで、これまでザイコが言ってきたことと照合すると、それが、
「インターナルフォームに乗っていく」ということだと思っています。

で、何が言いたいかというと、インターナルフォームについての考え方が
少し改まって、気や意識というものよりも、もっと動きのあるものを
自分の中でしっかりと感じて行くことが大切なのではないかと思った次第なのです。
(この解釈も合っているかどうか分かりませんが)
スタンドという解釈は動きがあるので、それでいいとは思っているのですが。

でも、「筋肉で動くのではなくて、自分の中にある動きに乗っていく」というのは、
それこそ禅問答のようで、よく分かるような分からないような。
だいたい動く前に、自分の中にある動きって何んなのだろう?

いろいろと皆さんと考えていきたい……。
というか、やらなければ無理なのだろう。
ザイコフスキーは1日20キロは走るという。
その20キロをずうっと、自分の中の動きを感じて走り続けているのだろう。

アスリートでもない普通の人にはそれは難しい。
でも少なくとも、ザイコのワークを手掛かりにして、
徹底して感じていくことを自分に課していくしかないのだと思っています。



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