2018年3月29日木曜日

空手家が驚いた「投げられてしまっていいんだ」

システマシアトルのインストラクターだった蔵岡さんが、
いよいよマレーシアという新天地でお仕事を始められます。

4月の頭に日本を発つということで、
ご本人は石川県が御実家なのですが、
この2カ月ほど、東京にも仕事関連でいらしてた時には、
クラスを開いてもらっていました。

先週の3月24日(土)にシステマ湘南でクラスを開いてもらった他、
東京でも声をかけてクラスを開催させてもらいました。

蔵岡さんのすごさは、いろいろとありますが、
他の格闘技や武道の方も、それも実績のある方を魅了させてしまうところでしょう。
今週の26日(月)には、元UWFの宮戸優光先生が運営されている、
高円寺のスネークピットジャパン道場で、東京の最後のクラスが開かれました。

システマ愛好者の他、格闘技経験者がいらしたわけですが、
ちゃんと他の格闘技経験者をうならせてしまうのですから、すごいものです。

スネークピットでリードする蔵岡さん↑

ところで、私が面白いと思ったのは、3月12日のこと。
相手が足を払ってくるのをやわからく受け流すというワークをやったのです。
身体にテンションを残さないという一連のワークです。
その時に、元極真空手の方が「もし一遍の両足を払われたらどうするんですか」と
聞いたのです。

その時は蔵岡さんは軽く投げられてみせました。
極真の方が驚いて、
「あっ、投げられてしまっていいんですね」
「そうですね、あと、こういうこともできます」
と投げられた後に、相手の足に自分の足をひっかけて、相手を崩してみせました。

どうしても競技スポーツをやってくると、「投げられてはいけない」
「ダウンしてはいけない」という発想になってきます。

「投げられてもダウンしても自分が安全ならばいい」というのが、
勝ち負けを競わないシステマの発想です。

あらためてシステマと競技スポーツの違いというのを感じましたし、
それをちゃんと説得力をもって、相手をうならせてしまう蔵岡さんの技量にも
非常に関心した一瞬でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿