2014年8月3日日曜日

第16回目終了。ストライクの練習、理想のストライクって

8月2日、第16回目のシステマ湘南を行ないました。

鎌倉体育館に行く道すがら、海に行く人が目につきました。
ビーチサンダルで歩いている人、日焼けした若者も多くて、
「やはり湘南だなあー」と感じた次第です。

さて、この日はストライクの基本をやりました。
本当に基本中の基本、こぶしの作り方や相手への体を当て方や角度などを
細かくやっていきました。
やってみると意外に時間がかかって、こういう地味なワークもいいなと。

閑話休題。
深夜、日本テレビ系列の「先輩ROCK YOU」という番組で、
ジブリ作品の音響演出をやられている笠松広司さんという方が出演されていました。
アニメの中のパワードスーツなど、現実にはない音なども作り出している方なのですが、
「音はすでに頭の中で鳴っているので、あとはそれを実際に作り出すだけ」
と語っておられました。

思い出したのが、ピアニストの方から、
「曲をどう弾けばいいか、理想の音は頭の中に出来ている。
自分の演奏で、あとはそれにいかに近づけていくだけなんです」
というお話を伺ったことでした。

それで思いました。
僕らは理想のストライクをどれだけ思い描けるのだろうかと。
僕らの理想のストライクとは何かといえば、
ミカエルのストライクであったり、ヴラディミアのストライクであったりします。
でも、理想を頭の中に描いたとしても、どのようにチェックできるのか。
音であれば、理想の音と自分の音がどのぐらい違うかは聞けば分かります。

ミカエルからストライクを打ってもらったり、映像で見たりして、
なんとなく理想のストライクを思い描けても、
それは主に触覚と視覚を通したものなので、自分ではチェックしにくい。
それでも視覚であれば、自分がストライクを打つ姿を
ビデオに撮ってもらえれば、後からチェックは可能です。
しかし、自分のストライクがどれだけ重いのかなど、
その感覚は、ストライクを受けてくれたパートナーの相手にしか分かりません。

相手に聞いてみればいいのでしょうが、
相手の言葉と自分の感覚が一緒とも限りません。
となると、相手が感じたことをいかに自分も感じられるようになるか、
その感覚を磨いていくしかないのかなと思うのです。

音楽家や音響家が耳で聞く代わり、僕らは全身の感覚を使って、
相手を感じていくことが、理想のストライクに近づいていくことではないか、
(そのためには、理想のストライク像が必要なわけですが)
などとテレビを見ながら感じました。

その辺をもう少しフォーカスしながら丁寧にストライクの練習を
これからも続けてきたいと思います。

次回は8月9日(土)、大船体育館になります。
今のところ予定しているのは、「ストライクの受け」中心の練習です。
よろしく御願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿