2019年8月8日木曜日

大西さんのエンジン(セミナーの感想)

久し振りのブログです。

システマ大阪のインストラクター、大西亮一インストラクターの
3日間のセミナーが4日に終了しました(システマ東武主催)。
参加者の感想で多かったのが、
「大西さんのエンジンが変わった!」というものです。

「エンジン」という言い方、分かりづらいかもしれません。
言い換えれば「動力源」です。
「動き」が変わったというと、何か表面上のものといった感じになるのですが、
もっとその奥にある大西さんを動かしている何かが変わったということです。

ですから、見た目には分かりにくいです。
(センスがある人が見れば分かるのでしょうが)
去年の暮に、トロント本部から大西さんのDVDが出ましたが、
やっているワークなどの内容や見た目はほんとど変わりません。
しかし、触ってみると、その差は歴然としているのです。

セミナーが終わった後、大西さんと帰りの電車の中で一緒になりました。
車中でもエンジンの話題になりました。

「今回のセミナーは昨年暮れのセミナーと一緒で、大西さんが訴えたいことは、
リラックスしろ、テンションをつくるな、相手と競うな、ということでしたね」
「でも、まったく去年とはクォリティーが違いますから」
「もちろん、そうですね」
「去年とは積んでいるエンジンが全然違いますよ」
「それはエンジンが進化したということですか。
それとも全く違うエンジンということですか」
「まったく違うエンジンです。
台湾のザイコセミナーのフォームもあったけど、
5月のミカエルセミナーに出たことがヒントで、
試行錯誤でしてエンジンを変えたんです。去年はまだ多少、
争っていた部分や『勝とう』と思った部分もあったけど、今年はなくなった」

実際、何人かから感想を聞いてみましたが、
以前の大西さんと比べて、まったくぶつかるところがなく、
よりスライム状態になっていると(笑)。そんな感じです。

ただ、どうしたらそうなれるのか。
大西さんはこう言います。
「リラックス」「テンションをなくす」
「力ではなく、動きを使う」
「交感神経ではなく、副交感神経を働かせる」

セミナーに参加されている方々はベテラン揃いなので、
それをヒントに各々が各々なりのアプローチをしているのですが、
初心者には「雲をつかむような話」で大変だろうなとも思いました。

ただ一つ言えるのは、大西さんも言っていましたが、
「りきんだ時と、リラックスした時の違いを感じること」が大事。
違いさえ分かれば、あとは、それを手掛かりに研鑽を詰むことです。

湘南でも自分は大西さんのようなことはできませんから、
リードしている時も、「できなくても違いを感じてください」と
よく言っていますが、その違いを感じていくことが大事なのでしょう。

その違いのクオリティをあげていくこと。
まずは、そこからだなと思いました。

写真は参加した湘南のメンバーと↓










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