2019年11月8日金曜日

国際セミナーでは何をやったのか・その4

前回、書いた時から一カ月が経ってしまいました。

間が抜けてしまいましたが、「つづき」です。
今回は具体的なワークについて書いてみます。

結局、今回の国際セミナーでは「祈り」というテーマでしたが、
ミカエルが主にやったワークは2つ。

1・何十回と4大ワークを「祈り」と呼吸を合わせながら行うものというもの。

2・2人1組となって、パートナーが関節技をかけてきます。
痛みが走りますから、それを呼吸(バーストブリージング)で散らします。
ここまでは今までも普通のワークでやっていますから、経験者も多いでしょう。

しかし、ミカエルは「その痛みの背景にある〝恐怖〟といったものは、
呼吸だけは取り除かれない」と言います。

「恐怖」や「恐れ」「恨み」といったものは、その人の生い立ちやトラウマや家族関係
からも生まれていて、それを本当に取り除くには「祈り」が必要だというのです。
ですから、ワークとしては「パートナーに関節技をかけてもらって、呼吸で痛みを
散らす。しかし、それでも感じる痛みは呼吸しながら〝祈り〟によって癒す」という
ことになります。

練習するパートナーがいるならば(2)を、
1人で練習するならば(1)を推薦していました。

モスクワからの帰国後、システマ湘南でよく行っていたワークは「歩きのワーク」です。
「1歩で吸って、1歩で吐く」から始まって、「2歩で吸って、2歩で吐く」と
歩数をあげていって、最終的には「15歩で吸って、15歩で吐く」という例のアレです。

これを祈りに合わせていく。
「ゴスパジィ・パミールィ」と祈るならば、
「ゴスパジィ」で吸いながら1歩、「パミールィ」と吐きながら1歩……
「ゴスパジィ」と吸いながら2歩、「パミールィ」と吐きながら2歩……
歩数を上げてきます。当然、2歩、3歩、4歩と歩数が上がっていくにつれて、
「ゴースーパージーィ」と祈りもゆっくりと、唱え方が伸びていくわけですが、
途中で何歩目だからわからなくなります。
だから、ミカエルは指で「歩数を数えてもいい」と言っていました。

祈りながら、呼吸をしながら、歩いて行くと、他のことは何も考えられなくなります。
要するに、頭が空っぽの状態に近くになっていくのがわかると思います。

システマのいうところの「何も考えるな」を感じるには、
いいワークだと思っています。

「祈り」の声聞は何でもいいようなので、よかったら試してみてください。

「オカルトチック」で、このようなワークを嫌う人もいるでしょう。
ミカエルもそれはよく分かっているようでした。

「私が変なことを言っていると思う人もいるでしょう。
しかし、これは私が体験から得た間違いなく効果のある方法です。
私はそれをあなたがたに教えただけです。
やるかやらないかは、あなたたちの自由です」
と言っていました。

とりあえず、国際セミナーのワークの話はこれで「おわり」ます。

ミカエル、ヴラッド、とても楽しい国際セミナーありがとうございました。
湘南のメンバーのみんなと記念撮影。





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