3週ほど前のシステマ湘南でのワークでは、
クオンのストライクも少し取り入れました。
ザイコフスキーのストライクのワークを中心に練習していたのだけど、
拳を重くするワークを取れ入れたほうがいいと思って、
1月下旬に行われたクオンのセミナーから、
拳の重くするワークだけをやってみました。
クオンから以前、「動画は撮ってもいいけど、一般公開はしないでくれ」と、
言われたので、クオンの動画は公開できませんが、以下のようなワークです。
プッシュアップの姿勢で1インチ下がったところで、
しばらく(20秒ぐらい)その姿勢を維持(つまりスタティック)したのち、
拳と床の感覚を変えないように立ち上がり、パートナーに軽くストライク。
その時に、拳の感覚が消えないようにする。
これを1インチ下げて、2インチ下げてと、床にギリギリつくまで繰り返した後、
今度は床から1インチ、2インチとプッシュアップの姿勢を上げていく。
(活字では分かりにくいので、詳しく知りたい人はシステマ湘南に来ていただくか、
参加した人にシェアしてもらってください)
このワークは「拳が重くなった」「拳の重さが感じられた」と、
当日のセミナーでも好評だったし、システマ湘南でシェアしても好評でした。
なんと、このワークはヴラッドが考え出したものではなく、
クオンが考え出したものだそうです。いわばクオン・オリジナルワークです。
やっぱりすごい。
クオンはかねがね
「もっとシステマのインストラクターは自分で工夫しないといけない」
と言っています。
でも、菲才な自分にはクオンのようなワークは思いつかない。
そこで、どうしてそんなワークが思いつくのか聞いてみました。
「ヴラッドの近くにいて、ヴラッドといろいろ話していると思いつく」
やはりマスターの側にいると、ふと発想がひらめくみたいです。
なんか、すばらしい師匠の側にいると、それだけで何かが違うのでしょう。
私はクオンのようにひらめかないし、オリジナルのワークも思いつきません。
モスクワやトロントのインストラクターが伝えてくれたワークをやっていく、
その中で、もう少しこうやったほうがやりやすいという工夫をするだけで精一杯。
「工夫しないとけない」というクオンの言葉には耳が痛いばかりです。
ただ、それでも「湘南はセミナーのワークや様子を忠実に伝えてくれる」という
参加者がいてくれて、それを楽しんでくださる方がいるので、
今はそれでもいいかなと思っています。
いつかひらめく日が来るといいのですけどね(笑)。
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