少し前になりますが、システマ吉祥寺の練習にお邪魔しました。
その日は、たまたま初めての方がいらしたのですが、
インストラクターのヨシさんは、まず受け身(ローリング)から教えていました。
始めての人がいる時は、必ず受け身から教えているそうです。
システマ吉祥寺のメンバーの方々は、上手な方が多いのですが、
その秘密の一端を覗いた気がします。
ローリングを丁寧に教えることの重要性を再認識しました。
様々なセミナーに参加して、「うまいな」と思われるのは、
受け身やローリングがしっかり出来ている人なんですね。
逆に身に付いていないと、インストラクターの受けを取っても危険です。
よくどの武術が実戦的か、護身に使えるかということが話題になります。
真っ先に上がってくるのが、空手やボクシングで、
素手を前提した喧嘩を考えれば、最速で強くなれるのがフルコン系の空手か、
ボクシングではないかと思います。
私自身、最後に喧嘩したのは28歳の時で、それ以降はやっていません。
喧嘩を前提に考えれば、何かの武術や格闘技を使う機会があるのは10代まででしょう。
20代後半でやるのは珍しいと思います。
社会人になれば、喧嘩した後の社会的制裁を考えれば、
簡単に喧嘩など出来るものではありません。
社会人になって護身で何が一番使えるかというと、
それは受け身だと思います。
事故や転んだ時の受け身が出来るかどうかで、だいぶ変わります。
私自身もサハラ砂漠でラクダから振り落とされたり、
国内でも自転車で鉄柱と衝突したりした時、受け身が出来たために、
大事にいたりませんでした。
そうしたことを考えれば、もし習うのであれば、
まず受け身を重視した、柔道、柔術、合気道系が、
社会人にとっては、習うべき武道のような気もしています。
そして、もちろんグランドのワークを重視しているシステマも含まれます。
というわけで、次回の9月3日は、トロントキャンプで行ったグランドワークをします。
以下は9月の予定です。9月はすべて鎌倉武道館(最寄は大船駅)になります。
時間は10日を除き、15時から17時までです。
9月3日、鎌倉武道館・柔道場
9月10日、鎌倉武道館・柔道場
(*10日は13時から15時となります)
9月17日、鎌倉武道館・柔道場
9月24日、鎌倉武道館・柔道場
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