すでに来年5月にも来日することが決まっています。
また、2016年、2017年にも日本を訪れるようです。
ミカエル師は軍隊時代の経験もあって、
航空機に乗るのが決して好きなわけでもなく、
そんなこともあって「遠い日本は来ないではないか」と
言われていた頃もありました。
現に2007年に来日してから2012年まで5年間来日しませんでした。
ミカエル師が毎年来日してくれるようになったのは、
システマジャパンの方々や北川さんの努力によるところが大きいと思います。
昨年、モスクワのセミナーに参加したとき、
ミカエル師が語っていたのは日本の印象で、
「日本に行ったとき、200人以上が自分のストライクを受けるために並びました。
ストライクを受けた後も、他の人がストライクを受け終わるまで、
みんな待っていました。この話を他の国ですると、誰も信じません。
(一緒に来日していた)妻も、『待っている人に他のエクササイズを指示したら』と
言ったぐらいでしたが、日本人は混乱もなく待っていました。
これが他の国だったら、『お金を払っているのに、待っている時間が無駄だ』とか
自分がストライクが終わったら、さっさと帰ってしまうに違いありません」
この話はモスクワでも2回ぐらい話していました。
日本の印象が変わったのか、よく分かりませんが、
少なくとも日本をよりプラスに評価してくれるようになったのには違いありません。
どうしてこんなことを書いたのかと言えば、
モスクワに住む北野幸伯氏という国際関係アナリストのメルマガに以下のような
エピソードが載っていたからです。
イゴーリ神父というのは、モスクワのロシア正教でも有名な方のようですから、
ミカエル師とも面識があるのかもしれません。
〈震災後のある日、モスクワで有名なイーゴリ神父と話していた時のこと。
イーゴリ神父はこんなことをいいました。
「昨日テレビで、日本の被災地の様子をやっていたよ。
食料の配給をやっている。
日本人は整然と並んで待っている。
そして、配る人が「いくつですか?」と聞くと、「一つ」とか「二つ」とか答えるんだな。
その様子を見て、私は涙が止まらなかった。
そして、後で『ロシアで同じことが起こればどうだろう?』と自問した。
たぶん、行列なんてできず、奪い合いになるだろう。
「いくつ必要ですか?」と聞けば、
「全部出しやがれ、このやろう!」といい出す人が必ず大量に出てくる。
暴力沙汰になる可能性だって高い。
私は、自分の祖国(ロシア)と日本を比べて、そのあまりのちがいに愕然としたよ。
そして、日本人は神様に愛される人たちだと思う。
中には震災について、「天罰だ」という人もいる。
しかし、悪いことをした人だけがひどい目にあうわけじゃない。
その一番いい例がイエスだよ。
最高の善人だった彼は、磔られて殺されたじゃないか?
私は、「天罰」だというのなら、日本は「全世界」の罪を背負
わされたのだと思う。
それは、日本人が、世界でもっとも神に近いからだ。
しかし、イエスが復活したように、日本は必ず復活する。
復活しないわけがない。
私は、テレビを見ながら、そう確信したんだ」〉
ちょっとロシアとの距離が縮まったような気がしませんか。
(北野幸伯氏の著作。ロシアに関心のある方にはオススメです)
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