2016年4月22日金曜日

感情のコントロール

東京でのミカエル師も18日で終了しました。

大阪で9日と10日。
東京で16日と17日、他にスペシャルクラスが15日と18日。
その間にも、システマ吉祥寺のクラスに参加したり、
水道橋のアカデミア・アーザで北川さんの代講クラスを任されたりと、
9日から18日までの10日間のうち、8日間がシステマ漬け。

本業のサラリーマンの仕事の方も、なんとか折り合いをつけつつ、
参加しましたが、さすがに少し疲れました(笑)。

さて、前回、大阪の感想を書きましたが、東京の16日の午前中は、
大阪クラスをなぞるような展開でした。
負の感情のコントロールと、恐怖の克服です。
大阪で2日間かけてじっくりとやったことを少し変化をつけて、
おさらいした感じでしたが、東京でのみ披露されたワークもありました。

ミカエルは「感情を正しくコントロールできなければ、
正しい判断はできない」とセミナー中、何度も話していました。
人がパニックになる時は感情に飲み込まれている時です。
では、飲み込まれずにどうすればいいか。

ミカエルが日本で初めて行った女子クラスでも同じような
感情のコントロールを伝えたと聞いてます。

今回、ミカエルが来日して日本に伝えたかったことは、
これに尽きるような気がします。

というわけで、4月23日のシステマ湘南は、
このあたりのことを中心にシェアしていきたいと思いますので、
よろしくお願い申し上げます。

2016年4月11日月曜日

大阪ミカエルセミナーの感想&東京で代講クラスやります

いよいよシステマ創始者・ミカエル師のセミナーが始まりました。
まずは9日、10日と大阪でのセミナーです。

私自身は10日の午後遅くから仕事の用事があったものですから、
10日の午後1時半で会場を去らせていただきました。
最後まで出られなかったのが残念です。

今回はテーマは初日が「恐怖の克服」、
二日目がその延長線上で「負の感情のコントロール」というものです。
恐怖や痛みというものは、すべて感情の一部であって、
まずそれをきっちりと感じ、コントロールすることで、
正しい判断、正しい行動、正しい体使いが出来るというものでした。

格闘技やサバイバルに限らず、仕事でも家庭でも、
感情的になっては正しい判断ができるはずがありません。

リードされたワークの多くは、目新しい感じではありませんでしたが、
質が違うというか、より自分の感情にフォーカスを当てていくところに
重点が置かれているような気がしました。

特に二日目の午前中にやった、
「負の感情を正の感情に変換して、相手に伝える」といったワークは、
日常生活にも応用できるように思いましたし、考えさせられました。
このワークの時にミカエルは言っていました。
「システマというのは、大きくと言うと、
善が悪を飲み込んで、悪を善に変えることです」と。

システマ湘南でのリードは次は4月23日になってしまいますが、
4月14日に東京でリードする機会を与えられましたので、
そこでこの辺のことに触れてみたいと思います。

水道橋のアカデミア・アーザという格闘ジムになります。
普段は北川さんがリードしているのが、この日はミカエル接待のため、
私が代講することになりました。

日時:4月14日(木) 20時45分~22時15分(約1時間半)
場所:水道橋アカデミア・アーザ 3階
   (↑クリックするとHPに飛びます。詳しくはそちらをご覧ください)
   東京都千代田区三崎町2-6-6 光建ビル
   JRの水道橋駅から徒歩4分ぐらいです
参加費:2000円

システマ湘南の人は場所が東京ということもあって参加しにくいかと
思いますが、都内勤務の方でお時間の都合のある方はいらしてくれると、
嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。

なお、16日と17日は東京でミカエル・セミナーがあります。
お時間があれば、是非、これからでも参加してみてください。
(詳しくは、「ミカエル・セミナー」をクリックしてみてください)

また、15日と18日は東京で特別クラスが開かれます。
こちらは事前申し込みは必要ありあません。当日払いでOKです。
ダニイル(ミカエルの嫡男)のクラスになっていますが、
たぶんミカエルも同行している可能性が高いです。
(12日記・スペシャルゲストでミカエルが参加してくれることが決まりました)

ベーシックスキルオブボディーガード
4月15日(金) 18時30分〜20時30分 東京武道館 第一武道場半面B
VIPをいかに守るか。ロシア政府内務省直伝のボディーガードスキルを学びます。
参加費:システマ会員5,000円、一般6,000円

ファンダメンタルオブチームワーク
4月18日(月) 19時〜21時 荒川スポーツセンター 剣道場
仲間と連携しより強大な敵を制圧する。その方法と原理について学びます。
参加費:システマ会員5,000円、一般6,000円

なお、上記のシステマ会員というのは、
システマジャパンとかシステマ東京とか会員制を取っているクラスに

参加している人たちが対象で、システマ湘南は含まれません。

2016年4月4日月曜日

第65回終了しました。いよいよミカエルセミナーです!

第65回のシステマ湘南、終了しました。
15名の方に参加していただきました。
参加してくれた皆様、ありがとうございました。

ニューヨークのインストラクター、エドガーさんから
教えてもらったワークのシェアでした。
相手の足に向かって、方向性を与えて、崩していく。
それだけのワークを1時間半ぐらい行いました。

そんなに難しいワークでもありませんが、
初心者には簡単なワークでもありません。
先日は体験者の方が1名いたのですが、
うまく分かってもらえたかどうか……。

昨年は10名前後で行うことが多かったのですが、
今年に入ってから10名を超えることが多くなり、
そうなると、自分がリードしていてもみなさんに分かってもらえているのかどうか
(私自身がどこまで分かっているかはさておき)
思い悩みこともありました。
ただ、2月に来日したモスクワのインストラクター・サイコフスキー師が
「インストラクターがリードするのは、数名でも100名以でも一緒。
いかに〝巻き込めているか〟だ」と語っていました。
自分もそうした意識を忘れないように、リードしていくようにしているのですが、
まだまだ道半ばといった感じです。

さて、いよいよ今週末からモスクワのマスター、ミカエルが来日します。
4月9日、10日が大阪でセミナー、16日、17日が東京でのセミナーになります。
私も大阪、東京と参加しますので、システマ湘南は2週間お休みとります。
次回は4月23日、鎌倉体育館の格技室となります。
時間は11時~13時となりますので、よろしくお願いし申し上げます。

まだミカエルセミナーに申し込んでいない方は、
参加費は少々高いのですが、マスターに触れることのできる
めったにない機会ですので、是非、ご都合がつくならば、
参加されることをお勧めします。


2016年4月1日金曜日

NYのインストラクター、エドガーさん

FBでシステマ湘南研究会というグループを作っています。
そこにも書いたのですが、3月29日にニューヨークでシステマのジムを開いている
インストラクターのエドガーさんのクラスに行ってきました。

来週からミカエルセミナーが日本で開催されるので、それに合わせての来日です。
このところ、ミカエルが来日する時には、必ずニューヨークから駆けつけます。

エドガーさんは今年58歳(とても58歳には見えないけれど)。
旧ソ連圏のラトヴィア出身で、いつから米国に移民したのかは知りませんが、
いつもニューヨーカーらしいおしゃれな色使いの服装をしています。

身長こそ180センチ以上はあると思いますが、ものすごく痩せていて、
ベジタリアンかと思ったのですが、そうではないようです。
健康には気をつけていて、毎朝1時間以上気功の運動もやっているとか。
見た目はアーティストか学者といった感じの人です。

マンハッタンでシステマのジムを開いたのが2003年だそうで、
以後、あのニューヨークで13年も格闘技のジムを開いています。

これまでも何回か日本でのクラスを受講していますが、ものすごく実践的なことを
したかと思えば、ベーシックな身体の使い方を教えてくれたり、毎回勉強になります。

今回はクラスが終わった後に、軽く飲み会があったので、
こんなことを聞いてみました。

ニューヨークには多くの格闘ジムがあります。ですから、
「MMAをやっているような人はジムに来ないんですか」と聞いたところ、
「そんな人は来ないよ。そういう人はBJJとかムエタイとかジムに行くからね」
「でも、そういった人が挑戦してきたらどうするのか」
「挑戦してきたら争わないようにします。そういう人が来たら、
『君は強い、でも、それはシステマじゃないから。他でやってくれ』と言う。
しかし、いくら彼が強くても、戦場ではピストルで撃たらたらおしまい。それがリアルだ」

北川さんの本にも書いてありますが、ミカエルの有名なエピソードをあげていました。
「昔、ミカエルが歩いていたら、『お前の顔が気に食わない』とケンカを売られた。
でも、ミカエルは『私も私の顔が嫌いなんです。すみません』と相手しなかった。
『私はフルート吹きなので、唇を切ると仕事ができません。
ですから、顔だけは殴らないでください』と言って、ケンカを避けた」

というわけで、争うようなことはしないと言っていました。

もっともLAでシステマのジムを開いているマーティン・ウィラーという
インストクラターがいます(先だってシェアした三谷インストラクターの師匠です)。
彼は柔道、BJJ、MAAなどもやっていますから、彼だとまた答えが違うかもしれません。

ニューヨークに行ったら、是非、エドガーさんのジムを訪ねてみたいものですね。

2016年3月24日木曜日

「やってやろう」と思わないこと

3月19日から21日まで、東京でシステマLAのインストラクター・三谷さんの
セミナーがありました。
システマLAはマーティン・ウィラーというインストラクターが代表なのですが、
このマーティンのDVDを見ていると、三谷さんがデモの相手として出ています。

三谷さんは日本人としても小柄なほうなのですが、
にもかかわらず、大柄なアメリカ人相手に指導しているのですから、
そのテクニックは非常に参考になるものが多いです。

システマの他にも、柔道、BJJ、ジークンドー、MMAなども経験されていて、
いろいろと研究熱心な方です。

今回のセミナーは20日のみ参加。
他に16日に行われたBJJをシステマ的に解釈したクラスと、
22日に少人数で行われたクラスに参加しました。

三谷さんは、運動能力、運動神経、体力ともにずば抜けています。
しかし、身長はたぶん165センチ前後なので、
パワーは大柄な人には負けるのではないかと思います。
しかし、そのストライク(パンチ)はどんな大柄な人でも崩してしまいます。

効かせるストライクを打つためには「リラックスすることだ」と三谷さんは言います。
私も分かってはいるのですが、そこが難しい。
「やってやろう」とか「相手を倒してやろう」とか思うと、
それがテンションになるので、効かせるストライクが打てないと。

何度もこのブログで書いていますが、
システマでは「カーム(穏やかな)」(ロシア語で「スパコイイ」)と言います。
そういう気持ちで、ストライクを打たないといけないのです。

三谷さん自身も試合のある格闘技を長くやってきたため、
「やってやろう」という気持ち、メンタル的な側面を修正するのに苦労したと言います。
私が中国武術の八極拳をやっていた頃、師匠から、
「君の突きは迫力が足りない。もっと相手を『ぶっ殺してやろう』という意識で打て』と、
よく注意を受けました。
一人で型を演じていて、なおかつそこに相手がいるように思って、
「ぶっ殺してやろう」という意識を持つのはなかなか大変でした。

このように、多くの武道や武術では「ぶっ殺してやろう」とか「やってやろう」という
相手を倒すという意識を持つのが大事になるかと思います。
少なくとも街で喧嘩をする場合でも、五分五分の実力だったら「ぶっ殺す」と思ったほうが
間違いなく勝つでしょう。7分3分でも3分が「ぶっ殺す」と思えれれば勝てる思います。

ところが、システマはそういう気持ちを持つと、居ついて威力がそがれると言います。
「本当?」と思われるかもしれませんが、システマをやってきて、
上手い人のストライクを受ければ受けるほど実感します。

メンタル的には決して攻撃的にはならない。
かといって防御的になるわけでもない。
あくまでも穏やかな境地のまま、相手の攻撃をさばいて、返していく。
言ってみれば、武道小説に出て来るような達人の境地をいきなり初心者から求めるのが
システマなのです。

だからこそ、システマは面白いともいえるのですが。

次回3月26日のシステマ湘南のクラスでは、
三谷さんのクラスでやったストライクの練習をします。
よろしくお願いします。

2016年3月15日火曜日

63回目のクラス終了しました。スティックやりました。

3月12日、63回目の湘南システマ終了しました。

システマ湘南を2年やってきて感じるのは、
新しい人が参加してくるのは、季節があるということです。

新年度が始まる春(4月、5月)、それに秋(10月頃)、あとはお正月(1月)です。
4月になって新年度が始まる、
秋も学生ならば2学期や後期が始まる頃、社会人ならば秋の人事が終わったあたり。
あとは新年と、何かの区切りがあって新しいことを始めようと思うのでしょう。

ちょうど秋口から新年にかけて、
システマ湘南でも新しい人が何名が来てくれるようになりました。
そこで、新年から、ストライク、グランド、テイクダウン、ナイフ……と
基本的なワークをやってきて、
今週(3月12日)はスティック(杖)のワークをやりました。

スティックワークをやるのは昨年9月以来。
私が参加しているシステマ東京のクラスでもスティックワークは広さが必要、
それに加えて天井が高くないと出来ないため、なかなかやることはありません。
だから、たまにやるとやっぱり面白いですね。

新しい人には一通り、システマってこういうものだということを、
伝えたくて、いろいろと毎回テーマを変えてやっています。
システマのワークの面白いところは、その人のレベルによって、
いろんなアプローチの仕方がやれることです。

今回のスティックワークも、
単にエクスターナル(表層的)な運動としても出来ますし、
今回のワークも、先月のザイコフスキー師が教えてくれた
相手の影響を受けないこと(インディペンド)などが応用できます。

19日は一度お休みして、次回は26日になります。
ロサンゼルスで屈強な外人相手にシステマをリードしている日本人の三谷さんが、
19日から21日までセミナーを開きます。
ご興味のある方は以下を参照してください。
http://www.systemalosangeles.com/#!untitled/c1oaw
私も1日は出席するつもりなので、その内容をシェアしようかと思っています。

26日は鎌倉武道館の剣道場(15時~17時)になりますので、よろしくお願いします。

2016年2月28日日曜日

セミナーで感じたこと、システマとビジネス

2月27日のシステマ湘南、終了しました。
2月の19日から22日まで東京で行われたセミナーの復習が中心でした。
今回も参加者は10名を超えました。
参加してくださった方、ありがとうございました。

さて、今回、東京で行われた
ザイコフスキー師のセミナーですが、
その内容はというと――。

誤解を恐れずにザックリと言ってしまうと、
まず一つは「インディペンド(独立した状態)」に動け、ということです。
これは昨年もテーマになりましたが「非対称の動き」と意味は一緒です。
……なんだかよく分からないですよね。

でも、逆を考えてみれば分かります。
独立していない動き、対照的な動きとは何かというと、
相手の出方や攻撃(表面的に見えること)に応じてしまうことです。
相手の出方や攻撃に関係なく(つまり「対照的」ではなく「独立」した状態で)
こちらが動き続けることが大切だというのです。

そして、二つ目に「攻撃してくる相手」の「攻撃」を捉えるのではなく、
(そうすると、相手にディペンドした、つまり依存した状態になってしまうので)
「相手」そのものを捉える(感じる)ことが重要だと言うのです。
これも、この数年言っていることは一緒で「力の源を捉えろ」ということです。
時には「動きの源」「変化のおこり」とも言い換えられます。

これは例え話として、タンク(戦車)の話を出していました。
「戦車がこちらに向かって攻撃してくるのに、戦車に立ち向かっても意味がない。
私たちは、戦車を操縦する人をどうにしかなければいけない」と。

上記、二つの行う際に、もっとも問題となる(つまり敵となる)のが「自分の考え」で、
昨年は「頭の中をピックニックに行かせてください」と言っていましたが、
今年は「クリーンにしてください」で、いずれにしても「何も考えるな」です。

まとめると、相手が攻撃してきても、
「何も考えずに」
「相手が何してこうようと気にせずに」
「『相手そのもの』を感じていく(捉えていく)」というトレーニングを
20日~21日のメインの2日間はやりました。
相手は自分の攻撃ではなく、自分自身が捉えられてしまうので、
自滅していくというのです。
非常にセンシビリティが要求されるワークでした。

これをお読みになった方はセミナーが「集団催眠」みたく思えるかもしれません。
しかし、実際に、ザイコフスキー師を相手に、こちらが攻撃していくと、
何かこちらの根幹に触れられて、自滅していくんですね。
こうしたワークを長くやっていると、「(相手に)とられた」という感覚が分かります。

武術として考えると、何かインチキくさく聞こえてきてしまうのですが、
似たようなことは、実際のビジネスの世界では起きています。

たとえば「接客の達人」とか 「セールスの達人」と言われるような人たちは、
お客さんが口に出していること(表面的なこと)ではなくて、
その人が何を求めるのかを察知して、応じていきます。
そして、達人と言われる人ほど、
「どうして、今、お客さんの気持ち(求めているもの)が分かったの」と聞かれると、
「なんとなく、そうしたほうがいいと思ったから」という答えが返って来たりします。
考えてやっているわけではないのですね。
そういう能力は、どうも人間には備わっているような気がします。

実際に、ザイコフスキー師はモスクワでビジネスマンとしても成功されていて、
システマの知恵を使っているそうです。
名古屋で日本初の「システマ・ビジネスセミナー」も2月25日に開かれました。
システマ湘南の常連さんのYさんが名古屋まで行って参加してきました。
2月27日は、この時の内容の座学も行ったのですが、
これも丸めて言ってしまえば、システマもビジネスも、
いかに相手の「本質」を捉えるかが肝だということだと思いました。

またザイコフスキー師はこう言います。
「仕事では失敗、成功などの経験を積むのは時間がかかるが、
武術は短い時間の間に、何回も試行錯誤が出来る。
だから、そうした感覚を身に付ける早道となる」

逆に言い換えれば、私達は仕事をしながらでも、その気になれば、
「相手を感じる」というシステマの練習が出来るということです。
学生よりも、社会人のほうが、シビアな世界に生きている分だけ、
よりよい練習が出来ることになります。

というわけで、いろんな意味で面白く、興味深かったセミナーでした。
(できるだけブログは短くしようと思っているのですが、
今回は少し長くなりました。読んでいただき、ありがとうございました。)