2018年7月20日金曜日

7月のダニールセミナーの感想

7月14日から16日まで、東京で行われたダニールセミナーに参加してきました。
前後の2日間の特別クラスを加えて、5日間。
ちょうど仕事も忙しい時期ではなかったので、すべて参加することができました。

感じたのは、去年の富士キャンプから、一連の流れが続いているということです。

●17年10月、富士キャンプ(ミカエル&ダニール)
テーマ=いかに自分が「心地よいポジションに立つか」
(と同時に、相手を居心地の悪いポジションに持っていくか)

●18年4月、台湾ザイコフスキーセミナー
テーマ=いかにテンションを抜くか
2月に東京でザイコフスキー師のセミナーがありましたが、
(2月のセミナーは意識を広げることが印象に強いです)
個人的には4月の台湾セミナーがよりテンションを抜くという意味で
印象に残っているし、勉強になりました。

●18年5月、ミカエル&ダニールセミナー
テーマ=相手にテンションを伝えていく(返していく)ことの観察。
自分の中に伝わるテンションの観察。

そして、今回のダニールセミナー。

ダニールは「5月に指を使ってやっていたこと(相手にテンションを伝える)を
体を使ってやるだけです」と言っていました。
しかし、5月の私のブログを読んでもらうとわかるように、
5月は「相手にどうテンションを返すか」という印象がメインでした。
今回のセミナーでは、むしろ「体からテンションを抜く」ことに
力点が置かれていたように思えています。

もちろん、5月のセミナーでもテンションを抜くことの重要性は
十分に意識させられてはいたのですが……。
よりそこにフォーカスされているような気がしました。

5月のセミナーで、ダニールが人をテイクダウンする際に、4つあると言いました。
1・リラックスを使うもの(テンションを使わない)
2・テンションを使うもの
3・テンションを受け入れて、そのテンションを返すこと
4・テンションを受け入れずに、テンションを返すこと

5月のセミナーでは2~4中心で、1については見せてはいましたが、
あまり説明がないように思いました。
今回のセミナーは1~4全てが含まれていて、
かつ1と3が中心という感じでした。

1については、5月の段階で自分の中で掴みどころがなかったのですが、
今回のセミナーで、自分なりのとっかかりが掴めた感じです。
1は、自分の体にテンション入れないまま、相手をコントロール。
相手にテンションを返すというステージがありません。
最終的には1から4全てが自由に、ミックスして使えるようになります。

今回のセミナーでも「心地いいポジション」は強調されていました。
したがって、富士キャンプからのセミナーで教えてもらったことが
きちんとできるようになると、以下のことができるはずなのです。

① 常に自分は心地よいポジションを取る。
(結果として相手は居心地の悪いポジションになる)
② 常に自分の体にはテンションを入れない。
③ 相手からもらったテンションを相手に返す。
(倒すのではなく、テンションを返すだけ)

この3つを意識して練習していければ、
ミカエルが教えようとしてくれることからは、
大きく道は外れることはないのではないかなと考えています。

姿勢、呼吸、キープムービーング、リラックスがシステマの4大原則ですが、
ムービングの中でも、いかに心地いいポジションを取り続けるか、
リラックスにしても、いかにテンションをいれないのか。
それがどれだけ重要なことなのか。
モスクワからはそんなメッセージが伝わってきている感じがします。

(以下の写真は、ダニールセミナーに参加した湘南の皆さんと。)









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