先週の土曜日(24日)は、東京で「お年玉クラス」がありました。
システマ湘南でいつも顔を見るメンバーも来ていて、
システマ東京の各クラス、女子クラス、カルチャークラス、
それにシステマ東武のメンバーなど60名ぐらいが集まりました。
これだけ大勢の人間がいなければできないワークも多く、
非常に楽しい時間が過ごせました。
ああいうお祭り的なクラスはいいですね。
ところで、最近、「心と体の不調を解消する
アレクサンダー・テクニーク入門」(青木紀和著)という本を読みました。
俳優や音楽家がパフォーマンスを上げるために使っている
身体ワークで、20年ぐらい前から気になって本を読んだりはしていました。
過去に出された本と比べると、この本は分かりやすい。
Amazonのレビューによると、著者はトヨタの元社員らしくて、
アレクサンダー・テクニークを自分なりに「カイゼン」しているとのこと。
なるほど、だから分かりやすいのかと思いました。
「システマと同じだ」と思ったのは、たとえば「先端から動く」ことを推奨していた点です。
システマでも、ストライクその他の動作で先端から動くことを言われます。
他にも「幼児の体の使い方はいいお手本になる」とか、
「ミカエルと似たようなことを言っているな」と思いながら読みました。
体の緊張を解くという観点から、アレクサンダー・テクニークを紹介している本なので、
リラックスを重視するシステマと自ずと同じ視点になるのではないでしょうか。
本を読んで参考になったのは、
日常でもっとシステマの練習が出来るということに気づいた点です。
46ページからの「先端から動く」ことにはこのように書かれています。
長くなりますが、引用します。(赤字はヨッシー)
〈……リーディングエッジは「導く先端」という意味ですが、
これは、「自分がこれからやろうとしている動きを導く先端を決め、
その先端を動かすことを意識して動作をすること」です。
体を動かすときの基本的な意識になります。
たとえば、電話の受話器を取る場合であれば、
「指先(=リーディング・エッジ)を、受話器に近づけるように動かす」と
意識して動作をします。
……逆に、リーディング・エッジを意識しないでいると、
私たちは無意識に「筋や関節を使おう」という感覚になり、
筋の緊張を過剰にしてしまいます。
過剰な緊張を避けるには、「先端を導く意識で動作する」ほうがいいのです〉
実際には、「先端を導く意識で動作する」より
本当に「先端から動ける」ようになったほうがいいとは思うのですが、
「あっ、そうか、受話器を取る時など、もっと日常の動作でもシステマが使える」ことを、
改めて意識しました。
他にも日常の動きを、あえてゆっくりやってみるとか、
システマの練習としても、参考なるところが多々ありました。
機会があれば、アレキサンダー・テクニークのワークショップも
受けてみたいものです。
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