以前、中国拳法の師匠から言われたことがあります。
「サラリーマンなんかやりながらで、武術を極められるか!」
武術を極めようとすれば、それに人生をかけないといけないという。
その先生は現にそういう人生を歩んでおられました。
もちろん、誰にもでそういう人生を歩めるとは思ってもいなかったでしょう。
安易な気持ちで武術でやってはいけないという戒めであり、
サラリーマンをやりながら続けるのであれば、より真剣さが大切だという
先生一流の言い回しだったのだと思います。
昨日、システマ東京の北川さんと一緒に食事をする機会がありました。
北川さんによると、ミカエルは、
「システマに人生をかけてはいけない」と話しているといいます。
「システマは人生をよくするツールです。
人生を歩んでいくための杖のようなものです。
杖に、人生をかける人なんていないでしょう」
いいセリフです。さすがはミカエルだと感嘆しました。
中国拳法の師のセリフを否定するわけではありませんが、
こういうことを言われるから、ますますシステマに惹かれてしまいます。
ミカエルをはじめ、システマのマスターのセリフをもっと知りたい方は、
北川さんが運営しているツィッターの「SYSTEMA MASTER bot」をフォローすれば、
読めるようになります。
台湾でもアスランが言っていました。
「システマはとても奥が深い。
システマは護身術(格闘技)としてやることもできるし、
健康法としてやることもできる。
そして――、自分をもっと向上させるためにもやることができる」
システマはもともと軍隊格闘技です。
身体を動かすから、健康にいいのは分かるにしても、
どうして「人生をよく」したり「自分を向上させ」たりすることができるのか。
関心を持った方は、システマをやってみてください。
別にシステマをやっていれば、運がよくなるわけでも、
お金持ちになるわけでもないのですが……。
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