前のブログで、とにかくザイコは「かかってこい」だと書きました。
その他の指導の一例をあげると……。
藤盛インストラクターがスティックワークをやっている、
この動画はFBに上げたもので、多くのシステマ愛好者から
「いいね」をもらったものです。
ザイコフスキーが「上手くやれているので、あれを見ろ」というので、
見ていたら「動画に撮ってやれ」というので、動画に撮ったものです。
先日、システマ吉祥寺に出稽古に行っていたら、この動画を見たAさんから、
「あの藤盛さんの動画、ザイコフスキーはどんなリード(指導)をしていたの。
スティックに呼吸を通せとか、そんな感じ?」と聞かれた。
実のところ、この時のワークでザイコから言われたのは、
「相手の体を動かそうとするな、スティックを動かそうとするな」
「あなたは、ただスティックが動くのをフォローするだけでいい」
というようなものでした。
要は、スティックが動くから、それに従えればいいというです。
「えっ? スティックが勝手に動くの?」
という感じですよね。
最もザイコフスキーにレッスンを受けている女性インストクラターMさんからも
同じようなワークで、同じように言われたことがあります。
「スティックの動きに任せてください」と。
この何とも禅問答的な指導がザイコフスキーの魅力でもあって、
来日した時のセミナーでも発言の意味が分からないことが多いのですが、
モスクワでは、その禅問答がもっと難解なような気がします。
日本人には、この指導が受けるのか、ザイコフスキーは日本では人気がある
インストラクターです。
しかし、モスクワでザイコのクラスはガラガラです。
ロシア人にとっても難解なのでしょう。
とはいえ、教わる方としてはガラガラで、人数が少ないのは、
ザイコフスキーとそれだけ密に練習ができるので、
願ったりかなったりなのですが……。
(つづく)
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