せっかく蔵岡さんが東京にいるということもあって、
何度か蔵岡さんのクラスを主催させてもらったり、
他の練習会にも参加させてもらっています。
蔵岡さんとの練習会は、ひとことでいえば、
「いかにテンションを体に入れないで動くか」だと思います。
それを非常に丁寧にやっている印象を受けています。
やっているワークは、これまで見たことのないようなものはありません。
しかし、質がとんでもなく違うのです。
蔵岡さんは決してインターナルワークをやっているわけではないのですが、
蔵岡さんのワークや、やっていることは、ザイコフスキー師が言っていることや、
やっていることとかなりかぶるのです。
たとえば、先日も、相手が自分に向って歩いてくるところで、
相手に対しての意識を切って、自分はただ空いているスペースに移動するだけ。
すると、相手は自分のほうへアジャストしにくくなるのです。
これも、ザイコフスキー師がいう「非対称な動き」「インディペンドな動き」に
つながるものだと思いました。
ですから、蔵岡さんは「日本のみなさんは、インターナルとかエクスターナルとか
言うけれど、僕にとってはトロントもモスクワも一緒。セルゲイ(過去に1回セミナーに
出ています)やザイコフスキー(今回初めて経験しています)のやっていることと、
トロントのブラッドがやっていることと、何ら変わりがない」と言います。
蔵岡さんがそう思えるのも、内弟子状態で、
徹底してエクスターナル的な動きをやっていたからなのでしょう。
だから、そもそもその動きの中にあったインターナル的なものにも
気づいていけるのではないか。
自分たちは(というか、自分は)そこまでエクスターナルを突き詰めて、
練習してきているとは言えません。
だから、ついついエクスターナルとインターナルを分けて考える必要はないと
思いつつも、ワークとしては別々にやってしまうわけです。
蔵岡さんのワークは、その二つを結びつける、
まさに「ミッシングリンク」のようなものだなと思っています。
システマ湘南では、蔵岡さんのクラスを3月24日に行いますので、
みなさん、お時間があれば是非参加してみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿