システマ湘南に通ってくれている女性のHさんがいます。
去年の夏ぐらいから介護士の資格を取る専門学校に通って、
現在はある介護施設で介護士として働いています。
彼女が仕事にシステマを多いに活用してくれているという報告をくれました。
〈男性の利用者さんから胸を触られそうになることが多いのです(笑)。
でも、ナイフワーク?を思い出して、
手を返すようにしています。
なにもなかったかのようにその後も過ごせるので、
利用者さんの心も傷つけず、自分も傷つきません。
また同じ男性(自称・柔道三段)から急に手首を捕まれたこともありました。
相手は椅子だったのですが、
そのままひっぱられそうになったので、
捕まれている腕を床まで下ろし、バランスを崩して手を離していただきました(笑)
「おー、なんだなんだ、今のなに?」
と驚かれてました(笑)
相手に拒絶を感じさせず、
やる気を失わせることができたので
関係も壊れません。〉
彼女は介護士の仕事が忙しくて、最近はご無沙汰気味。
これまでに何回来ているのかなと数えてみたら、9回でした。
9回で、これだけの応用力があるのは、彼女のセンスの賜物でしょう。
実際に、僕らはシステマを護身術として使う機会はありませんし、
そんな機会はないことに、こしたことがありません。
(そもそも危険を察知して、危険な状態に身を置かないのがシステマです)
でも、ミカエルの言うように、システマは人生の様々な側面で
「人生の杖」となりうるスキルです。
Hさんが介護施設の利用者さんとの関係にシステマをうまく生かしていることに、
「すごいなあ」と思いつつ、嬉しく思いました。
あと彼女は繰り返し北川さんの本を読んでいるそうです。
そうしたこともとっさの判断や応用力に結びついているのでしょう。
彼女の愛読書である北川さんの本は、これです↓
【次回のシステマ湘南は5月23日、大船体育館・格技室、13時~17時です】
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