5月はミカエルセミナーなどあったのに、結局、ブログは更新しないまま。
ときどき「ブログ読んでいます」と声かけられるので、
更新なければならないと思いつつ、気がついたら1ヶ月ほど経ってしまいました。
前回は、台湾での「フォーム」のことを書きました。
ミカエルセミナーでも、台湾セミナーに参加したメンバーのインストラクターから、
「フォームが分かれば、今回のセミナーもよく分かる」という声がありました。
すでに吉祥寺や大阪などではフォームの練習をしていると思うので、
「今さらながら」ではありますが、もう少しフォームのことを書きます。
前回のフォームの記述は、読んでも今一つ分からなかったと思います。
あれから時間が経って、もう少し自分の考えを書くと、
フォームとは、呼吸を体全身に行き渡らせた「呼吸体」みたいなもので、
それを意識して、それから先に動くということでしょうか。
姿勢を正して、呼吸を全身に行き渡らせて、意識を広げていく。
そして、体ではなくて、その呼吸体から動かしていく。
これはザイコフスキーが今年の2月に東京セミナーで言っていたことにも通じます。
「体ではなく、呼吸を動かそうとする」
「体の中に筋肉がないかの如く、動きたい」
「呼吸のままに動けば、適切な筋肉が動く」
「体は影、呼吸は本体」
フォームを意識して動けば、こられらの点がすべてクリアできます。
また、ここ最近、ザイコフスキーが強調していることが、
「動きはじめと終わりが難しい」
「アイドリングが大切」ということ。
つまり、体が止まっているように見えても、実は止まっていない。
車が止まっていてもエンジンが動いているように、
常にアイドリングをしていろ、と。
常に体の中を動かしていろ、というものです。
これもフォームを意識していれば、呼吸は止まることがないので、
常にアイドリング状態でいることができます。
他にフォームを作れば、システマの4大原則をクリアできます。
呼吸→呼吸を体に行き渡らせるので、当然、呼吸はします。
姿勢→正しく呼吸して、体に行き渡らせようとしたら姿勢はよくなります。
リラックス→テンションがあると、呼吸が体に行き渡りません。
キープ・ムーブィング→フォームが出来ていれば、常にアイドリング状態になります。
というわけで、何かと素晴らしいフォームですが、
そう簡単には身に付きません。
ついつい、小手先の動きや体の動きに捉われて、忘れそうになります。
しかし、フォームを意識していれば、ミカエル&ダニールセミナーでやった
アンコンタクトワークも上手くできるというインストラクターの意見も多いので、
システマ湘南では、フォームを意識した練習をしています。
逆も真なりで、台湾でやったフォームを主体としたワークを練習する際に、
ミカエル&ダニールセミナーでやった先端から動きなどを意識してやると、
非常に上手くいくことも多いのです。
つまり……。
1.ミカエルセミナーのワークはフォームを意識してやると上手くいく。
2.台湾でやったフォームのワークは、ミカエルセミナーの内容を意識すると
上手くいく。
同じシステマなので、当然のことなのですが、
両方を意識しながら練習すると、相乗効果も狙えるかなと。
そんなことを考えつつ、練習しています。